ジェネオン エンタテインメント
オールド・ボーイ プレミアム・エディション

パク・チャヌク監督。

チェ・ミンシクユ・ジテカン・ヘジョンチ・デハン出演。


前からずーーーっと観たくて観たくて、でも近くのTSUTAYAには何処探してもなくて、やっと見つけて観賞グッド!あんな角っこは普通見ないって・・・。でもやっぱ特集はされてましたねひらめき電球2004年のカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した作品。


ところで、観ての感想ですが・・・僕にはイマイチダウンダウンでした。。。確かに15年監禁されて、突然開放されて・・・ってゆう設定はおもしろい。でも最後の30分の謎が解けていくシーン、そしてその理由。。なんかなぁ・・・って感じ。とにかく重くて、絶望感たっぷりで、ズッシリくるオチではあったんだけど・・・ショック!サスペンスの枠で考えても、そんなに思っているほど斬新な映画じゃないんじゃないかなぁ。



酒飲みで、女も数え切れないほどいるが、妻と娘は大切にしている男、オ・デス。彼の欠点ともいえるその特徴は、あまりに物事を喋りすぎる、とゆうことだった・・・。

オ・デスの酒の飲みすぎで警察に面倒をみてもらっているところから、この映画は始まる。しばらく彼が身の上話を警察官らに喋り散らして、昔からの友人に迎えに来てもらう。その日は、娘の誕生日で、父であるオ・デスはそのまま普通に家に帰ることになるはずだったのだが・・・。


オ・デスの身の上話を語る、このシーンで、字幕に上手く“オ・デ・ス”を当ててたのは凄かった音譜見事でした笑。また、このオ・デスが突然何者かに連れさらわれるシーンが雨って、雰囲気よかったですね~。なんともいえないダークな感じを漂わせて・・お月見


そして場面は監禁された部屋へと移る。。。ご飯もきちんともらえ、部屋も普通にホテルのようなところで、テレビなんかもあり、何不自由ない生活だった。しかし、オ・デスにとって重要なのは、“なぜ”自分がここにいるのか、だ。見回りに来る男に聞いても答えてくれない。。オ・デスはどんどん頭がおかしくなっていく・・・それは当たり前なことだろう。これから15年間もの間、ここに閉じ込められるなんて、想像もしなかっただろうに・・・ドクロそれに、寝るときにはなぜか睡眠ガスで眠らされるのだった・・。


このシーン、ってゆうか最初からの1時間、結構退屈だった。“15年間”監禁されているのは、一体なぜはてなマークってゆう疑問だけでどうにか、観るのを繋ぎ止めてる感じでしたね~。そんで監視しているモニターのところも、オ・デスだけでなく、他にも監禁されている人がいるってことを映してほしかった。不思議な感じに、“怖さ”もプラスしてほしかったところひらめき電球まぁ、他にも監禁されている人がいるってのをこちら側に見せるは、ネタバレに繋がるって考えたのかもしれないけど・・。


そして、オ・デスは15年もの長い間、毎日日記を書いたり、体を鍛えたりしながら過ごして行く・・・。ただ、ただ、解放してもらえる日が来るのを願って・・・流れ星

そして、いよいよ待ちに待った開放の時。周りは一面緑で覆われた草原の丘・・・と思いきや、監禁されていたビルの屋上にいるだけだった。シーンは一番最初のオ・デスと自殺を図ろうとしていた男とのやりとりに、ようやく戻ってきたのだ。。映画の中では1時間弱でも、実際には15年もの月日が経っていたんだ・・・オバケ


監禁されていたところの主に会いに行っての、歯をハンマーで・・・爆弾のシーンはさすがにエグかったですねあせる笑 前歯全部なくなっちゃってました!!そんで、その子分たちとの格闘の長回しのシーンも、結構迫力はありました。ここから、ようやくあのハンマーを使っての、そしてオ・デスの復讐劇の始まりなんだ、と気づかされます虹


そして、オ・デスは何かに引き寄せられるかのように、ある日本料理屋へと向かう。そこで、一人のきれいな女性と出会い、そのままなぜか彼女の部屋へと行くことになる・・・。彼女が何者かも知らずに・・天使


ここでの日本料理屋でのシーンで、オ・デスに掛かってきた電話に彼女は『ピクッ』って反応してましたよね!?あの反応がまさかあーゆうことだったとは・・・ねぇドクロ笑。あの時点ではさすがに敵側の人間だとしか疑わないでしょうひらめき電球こうゆう、伏線の張り巡らし方は上手かったと思います。


そして、ここから二人で協力して、そのオ・デスの言う真犯人が“誰”なのか、そして15年もの間監禁されていた“理由”をつきとめようとしていく。。そしてこの二人はまた、何かの魔法かの如く、愛し合っていくのであった・・・これがどうゆうことなのかも知らずに・・。

あそこまで強烈なシーンを韓国映画が描こうとしていたのは、最後のオチでの絶望感をより倍増させるためだったんですね~。。それにしても結構ひどくやりすぎなんちゃう??ってくらい長く感じました。自分が本当の真相を知らないその時は・・・お月見


そして、ようやく、オ・デスはその“誰”とゆうことは突き止めることに成功する・・・・・・のだが、その監禁されていた“理由”をも知るためには、自分で探せ、と命じられる。猶予は5日間。。それを過ぎたら、そいつは自殺。理由を知らずに、それ以降苦しみながら生きていかなくてはならなくなる。。。果たしてオ・デスは、たった5日の短期間で15年もの監禁生活の本当の理由を知ることができるのか・・・!?

ここから最後までは、どんどん薄れていた昔の記憶が戻っていって、真実に近づいていきます。昔のオ・デス自身を追いかけるオ・デス。そのオ・デスがまた別の男を追いかけている。。そして、その男の正体が・・・・ドクロなんですね~。。。

姉弟の行き過ぎた愛を見てしまった若き日のオ・デス。それを口の軽いオ・デスが周りに言い広めてしまったがために、苦しんでしまった姉弟。。そして、その苦しみを味わわせてやろうと、15年もの年月を奪い去ってやる・・・。これでも気が済んだじゃないか、と思うほどなのだが、最後の最後に待っている、本当の“理由”。そして知ってはいけなかった“愛の正体”。。。


“OLD BOY”のことを、初めは15年も監禁されてたから、歳を取った男、とかそんな感じなのかな~って思ってたけど、普通に考えたら、“OB”でしたねっひらめき電球同窓生とゆう不思議な!?関係から始まったこの話。題名がOLD BOYS(オールド・ボーイズ)だったらスグ分かったかもしれないのに・・・!!


やっぱり、どう考えてもこの最後の最後が納得ってゆうか、受け止められないですねNG僕には父親と妹いるし、やっぱこうゆう環境にいる人は、みんな同じこと考えちゃってるみたいあせるこの現実を映画の一醍醐味として受け入れられるか、それによって、この映画のそれまでの全てが決まってくると思います。僕はどっちかっちゅーとやっぱり無理派ですねショック!こんなに観た後気分が悪く残る作品は初めてだったし。。まぁ、アクション・(サスペンス)の映画としてはスタイリッシュな気もするけど・・晴れもう一度観る??って聞かれたら、迷うことなく、『観るわけないしっあせる』って答えると思う、そんな映画だったかなぁ。

ハリウッドのリメイク版はどうなるか、ある意味楽しみなのかな???わかんないっっっドクロNG




☆評価☆・・・3.4