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- ドメスティック・フィアー ― スペシャル・エディション
ハロルド・ベッカー監督。
ジョン・トラヴォルタ、ヴィンス・ヴォーン、スティーヴ・ブシェミ、テリー・ポロ、マット・オリアリー、クリス・エリス出演。
ジョン・トラヴォルタは悪役のイメージが半数以上を占めていたんですけど、今回は息子想いの父親役として出ていましたこうゆう人が逆に本作のような役を演じると、優しくもあり、骨太で心強い感じが持てます。『炎のメモリアル』では消防士の班長役を熱演
ジョン・トラヴォルタが出ている『パニッシャー』、『ビー・クール』も観てみたい。
ヴィンス・ヴォーンは今回初めて知ったんですが、本作ではこの人が悪役逆にこうゆう普通な!?イメージを持った人を持ってきたりすると、逆に恐さが増しますね
まぁその怒りの対象が子供であったり、演出の効果もあったとは思いますが。。ヴィンス・ヴォーンは『Mr.&Mrs.スミス』、『ビー・クール』、そしてキアヌが歯医者さん役をやっている『サムサッカー』にも出演
でも、やっぱりなんか分かんないけど好きになれない俳優さんだなぁ・・・
スティーヴ・ブシェミ!!この人は一転して大好きな役者さん悪役で出ていても、もちろん普通の役柄で出てても、どちらでもたのもしく感じさせてくれます
つい最近観た『ビッグ・フィッシュ』や、『アルマゲドン』、『アイランド』などたくさん出てますね~。もうすぐ公開の『シャーロットの贈り物』も観たい
ダコタ・ファニング、ジュリア・ロバーツなども出演しています
昔ながらの木のボートの技師を代々受けつぐフランク。彼は数年前に、フランクの酒が理由で妻と離婚しており、愛する息子ダニーとも離れ離れに暮らしていた週に一度ダニーとは会えるものの、フランクとダニー、二人共満足はしていない。それくらい、ダニーと父親フランクとの親子の絆は深いものであった。
しかし、一方の元妻には町でも有名で、裕福な会社経営者と再婚することが決まる。ダニーはこの男のことはなぜか好きになることができない。ましてやダニーにとって、フランク以上のお父さんなんているはずもない・・・フランクも、ダニーのそんな気持ちは分かっていたのだが、もう妻とは離婚している身。ダニーがその男と馴染める様、願うしかなかった・・・。
そして、元妻とその男の結婚式の日が訪れる。フランクも一様出席することになるのだが、その式にはなんとなく不似合いな男を見掛ける。。。彼のことを元妻の新しい夫に聞いてみるが、昔の会社の同僚だとゆう。しかし、フランクが直接その男本人に聞いてみると、昔のただの“友達”で、たまたまこの町に来たからついでに式に寄ったんだと・・・。二人の言っていることは明らかに違っていて、フランクはどこか腑に落ちないところがありながらも、式は無事に終わるのだが、この二人の本当の関係とは一体・・・・
ジョン・トラボルタ、やはりいつ見てもアゴがぱっくり割れちゃってますねぇ笑 今回はそれが頼もしく見れたりで
ほんとに、このフランクとダニーとの親子の絆は半端なく強いもので、ダニーは母親、友達、警察・・と周りには嘘をつき迷惑をかけてばかりいたんだけど、父であるフランクには一度として嘘はついたことないんだよねフランクも息子ダニーのことは一番に思っていたし、“あること”が起きるまでは、ダニーのゆうことは一度も疑ったことのない、そんな関係だったんだけど・・・。
ダニーは新しい父親のことを受け入れられないのは当たり前で、どこか本当の姿を見出せないでいた。そしてある夜、その新しい父親が仕事にいくとゆうので、ダニーは、そいつの車の後部座席にこっそり乗り込んでみる新しい父親は仕事場に行くと思われたが、途中でどこかのモーテルに寄り、ある男を迎えに行くのだった。そのある男とゆうのが、フランクが結婚式で見掛けたあの男だった。ダニーは怪しいこいつらの行動の観察を続けていた・・・すると、どこか人気のない工場のところで車は止まる。。
すると、次の瞬間・・・
なんとそのモーテルで乗せた男を、ダニーの新しい父親がピストルで殺しだしたのだダニーは父親のまともとは決して言えないその行動をすべてその目に焼き付けた後、一目散に逃げ出す・・・。
ダニーは急いで警察や母親にさっきの出来事を突きつけるが、まともに取り合ってくれない。そして当の殺人鬼である新しい父親は知らん顔を演じているそして最後の神頼み、実の父フランクにもゆうが、なんとフランクまでも信じてもらえない・・・。警察に証拠不十分として扱われたのだ。これにはさすがのフランクも、ダニーのことを信じたいが、事が事なだけに無理なことであった・・・
しかし、フランクは今まで自分に一度も嘘をついたことのない息子のことを、よくよくちゃんと考えてみるとやはりどこかおかしい匂いを感じる。そして新しい父親に対してやけに怯えていた、あのダニーの様子。。。フランクは、ダニーの新しい父親、そしてあの結婚式で見掛けた男のことを調べてみることにする・・・。
ここでの、警察署から家に帰ってからの新しい父親のダニーへの脅迫のシーンはさすがに恐かったですね自分がもし、ダニーの立場ならどうだろう??父親が犯罪者であることを知りつつも、みんなに分かってもわえないし、一つ同じ屋根の下で暮らさないといけない・・・考えただけでゾッとするわ
笑
そして、フランクは彼等二人のことを調べていくにつれ、あることが判明するのだった。この二人と、あともう二人は昔犯罪歴があり、シカゴではかなりの“悪者(犯罪者)”と、この町とではまったく違う過去を持っていることを知る。新しい父親は、あの結婚式で見掛けた男に色々と脅しをかけられていて、殺したのであった。そう、ここでダニーはやっぱり嘘はついていなかったことをフランクは痛感させられるのだ・・・
ここからはあっさりとダニーと元妻を助けにいくシーンへと繋がっていくんですけど、もう少し殺人が起きてからを濃密に描いてほしかったかな~時間に限りがあったかもしれないけど、なんか最後はスパーっと終わりすぎた感があります
でも、父親と息子の絆が深いってのはやはりイイもんだな~と思わせてくれましたねジョン・トラボルタもかっこよかった
そんなに時間も長くないし、軽くサスペンスを楽しみたいときは、オススメできるかも
☆評価☆・・・3.4