アミューズソフトエンタテインメント
メメント


クリストファー・ノーラン監督。

ガイ・ピアースキャリー=アン・モスジョー・パントリアーノスティーブン・トボロウスキー出演。


来た~!!僕の求めていた新しい形のサスペンス星ホントやばい!観たら分かるとは思うんだけど、めちゃくちゃ理解するのが難しい。だから分かる人と全くついて行けなかった人とでは意見が真っ二つに分かれる作品かもしれないひらめき電球でも、僕は僕なりに理解はできたから、結構納得してる。普段DVDなんて絶対買わない自分がこの『メメント』のDVDは普通に買いたいと思ったアップかなり面白かったのは事実虹


保険詐欺の調査員をしていたレナード男の子彼には愛する妻がいた。しかし、ある夜、何者かが家に侵入し、妻がレイプされて殺されてしまう・・。それを目撃してしまったレナードは犯人を撃ち殺す・・・。しかし、後ろからもう一人の犯人に頭を殴られ!?頭の記憶の部分に損傷を負ってしまう・・・爆弾

その病気は、前向性健忘という記憶障害だった・・・。それは、事件の前までのことはきちんと覚えているのだが、それ以後のことは10分たりとも記憶しておけないとゆうものだった。。。そんな状態でも、愛する妻の為、自分を殴ったもう一人の犯人を探す事を決意する。また、レナードは記憶しておくための手段として、つねにポラロイドで写真を撮ってそこにメモを書き、大事なことは体にタトゥーを彫り、犯人の手がかりを追っていくことになる。そして、唯一の手がかりが、その犯人の名が“ジョン・G”だとゆうこと・・・。


最初のシーンは、一枚のポラロイド写真をうつしているところから始まる。しかし、そこに映っているのは何者かの死体。そして、普通ポラロイド写真といえば、時間がたつに連れ、映像が鮮明になっていくものだが、ここでは逆に、画像が薄く、どんどん色あせていく。。。

そう、この映画は時系列を最初から全く逆にしていて、また単に時間を逆にするだけでない手法を使っての新しい映画虹オチを最初に持ってきたり、時間軸をずらしたり、人物の名前をごっちゃごちゃにしたり・・・そこに主人公の記憶喪失とゆう最大のポイントを持ってくる事によって、観る側をひきつけて行くのだ・・・クラッカー


ホントに僕ものっけから話の理解に苦しみましたあせる主人公の名前がレナードであったり、レニーというニックネームでも呼ばれていたり・・・。色んな所から、この監督は見ている側の頭を混乱させようとしますショック!


で、その時間軸のずらし方がホント斬新で、これを自分なりに説明してみたいと思いますニコニコひらめき電球


まず、この話が、10まであるとします。ふつうの映画ならから始まり、内容・時系列ともに10で終わるハズ、ですね。で、最初でもゆった通り、本作品ではオチが最初だから、が最後となっていて、10が話の始まりなんです。でも、このメメントではそれだけじゃない。そこにもう一つの時間軸ズラシが仕組まれていたんです。

実は、.・・・・とゆう風に単純には進んでいかないんです(ここが説明しずらいんだよあせる笑)ひらめき電球例えば、の区切りの初めの方だけ見せて、次にスグの少し前からそのさっきの1の場面に戻っていく、とゆう方法でから10まで繰り返して流していくんです。わかるかな~!?わからないですよねぇしょぼんあせるはてなマーク笑 しかし、一つのシーンでだけ、これを無視して流されているシーンがあるんです。バーでのナタリーとのやりとりのところひらめき電球まぁあそこは笑いを取るためでもあり、レナードが本当に記憶障害を持っているのかを確かめるところでもあるので、必要な場面ではありますよねアップこれが僕の精一杯のメメントの時系列に関しての説明であり、これが“真実”なんです。分からなかったら、ホントに自分の目で観てほしいグッド!そして、その時系列がぐちゃぐちゃな流れに、モノクロのシーンが間、間に挟まれていきます。これは真実に導いてくれるためのヒントを織り交ぜた場面って感じ。


で、そのポラロイドに映っていた死体の張本人とレナードは出会う(時間でいえば、死ぬ前にすでに何回も会ってる)。彼の名は、テディ。気さくで頼れる存在だ晴れでも、レナードの頭にはもちろんテディの文字も顔もない。。。毎回初対面だ。だから、レナードはこのテディのポラロイドも撮っておいたのだ・・・カメラしかし、そこに書かれていた言葉は、『テディのゆうウソは決して信じるな』であった。これがレナードのテディに対する間違った!?印象となってしまっていたのだが。。。。


話の内容を、追って説明するのはほんと難しいので、この作品に関しては、その部分には関わらないでおこうと思います。ネタバレにもなるしにひひはてなマーク笑 


で、このメメントのDVDが欲しくなったのは、面白かったのはもちろんなんですけど、実は“リバースバージョン”なるものがついているんですひらめき電球ちゃんと10からの順に、普通にメメントの真相を確認させてくれるバージョンがあるんです。絶対これは観た方がいいですよね!最後まで観てみましたけど、これでも普通に映画として楽しめるサスペンスだなと思いました。無理やり繋げた感は否めないけども・・・汗


んで、ここからちょっと僕なりの意見ってゆうか、真相を書きたいと思いますチョキメメントをちゃんと見た事ある人だけねんにひひNG




まず、時間の普通の流れではレナードが麻薬の売人ジョーを殺してしまうけど、あれはテディがレナードの記憶障害を利用して“殺させた”んかな??分け前は二等分だ、とかゆうてたんだけども。。。このテディとゆう人物も、警察官なのか、それとも元警察官なのか、はたまたゆっていた単なる情報屋なのか分からないままだ・・・オバケでも一方ではレナードは前から麻薬の取引には関わっていたようなこともゆっていたし。モーテルを取引現場にしているとかなんとか・・・それに、廃屋でジョーがレナードと対面するとき、初めて会った感じではなかったよな??死ぬ直前に“サミー”の言葉も発していたし・・・。考えれば考えるほど謎に深まっていってしまう・・・晴れそれに、レイナード自身が保険の調査員だったことは事実だけど、サミーは実はレナードのような病気は持っていなくて、それもレナードの記憶違いだったのだ。そこに、妻を実際に殺したのはレナードだったとゆう事実が浮かんでくる。そう、レナードはサミーに自分を投影し、ジョン・Gとゆう架空の人物を作りあげ、昔の記憶の部分で逃げているところがあったのであろう・・・。(レナードが妻を実際に殺したかは確実には分からないけどダウン)でも糖尿病だったのは実はレナードの妻だったとテディがゆっていたし、これは本当なのかな黄色い花んじゃあ、記憶障害となった原因はジョン・Gに殴られたから、ではないのか・・・汗!?

で、もし以上が本当のことなら、殺しをさせたテディが周りまわって、最後結局殺されたのは、しょうがないことだったのかもしれない。。そしてレナードはそのためにただ動かされたコマに過ぎなかったのか・・・はてなマーク


記憶が10分ももたない・・・最初のポラロイドの色が逆に色あせていくことで、記憶がなくなっていくことをも暗に意味していた。妻の(妄想の)復讐のためだけに生き、自分を本当に助けてくれる人はおらず、信じていいのは自分の体に刻まれた刻印だけ。いや、それさえも信じていいものなのか・・・。“孤独”と“記憶”が入り混じった深いものでした。

ちなみに、『メメント』は『記憶』を意味するんだそうですよ音譜

一度、是非観てみてくださいビックリマークハマる人はホントにおもしろい映画だと思います虹




☆評価☆・・・4.7