日活
ナイロビの蜂

フェルナンド・メイレレス監督。

レイフ・ファインズレイチェル・ワイズユベール・クンデダニー・ヒューストンビル・ナイピート・ポスルスウェイト出演。




レイフ・ファインズは『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』にも出てた人やね。あんまり、ってゆうか全然知らなかったから、今後気にしていきたい俳優さんですね音譜

レイチェル・ワイズは『ハムナプトラ』シリーズや、『コンスタンティン』にも出てた女優さん。名前は知ってたけど、あんまりどんな映画に出てたんかはしらなかったあせる本作品では結構ちゃんとハマってたんじゃないかな~!?


で、この『ナイロビの蜂』だけど、なんの前知識もなく観てしまいました。。汗結構考えさせられることを扱っているのに意外にビックリ!?で。。普通の恋愛もの、くらいに考えていたんだけど、いろいろと内容的にも複雑な作品でしたねぇ。


アフリカ・ケニアの首都ナイロビでイギリス外交官として働くジャスティン男の子彼は上司の代理で仕方なく、あるスピーチを行っていた。聴いている側も、スピーチしているジャスティン自身も、さっさと終わらせたい、と考えているようなものだった・・・。そしてジャスティンの軽い!?スピーチは終わり、聴いていた人たちもさっさと帰ろうとした、その時。ある女性が質問を突きつけるビックリマーク周りはこんなのに何を質問必要があるんだ?とザワザワムード満点な中、彼女は彼女なりに納得のいかない点を質問する。。自分の考えにちゃんと芯を持った女性、それがテッサだった・・・女の子そして、この薄っぺらな!?スピーチがこの二人をくっつけるものとなる・・・虹


ここでスピーチの後にテッサがジャスティンを自宅に招いて・・・ラブラブって感じになるんだけども、少しいきなりすぎないん!?って思ったんですけど、まぁイギリスの大人な雰囲気でははあんな感じなのかな・・ヒマワリはてなマーク


テッサは弁護士で、救援活動にも加わっていた。だから、アフリカに外交官として飛んでいくジャスティンとともにテッサも妻として、そしてアフリカの現実を見に行くため、一緒に旅立つのだが、これが後々問題を起こしてしまう・・・。


この作品の大部分が現地での撮影だと思うけど、景色がホント最高晴れ大地と青い空しかないんだけど、それが本当の地球の姿。でも一方でそこに住まう人々の現実はどうなのか。食料もまともに得ることができず、援助に頼るしかない実態。HIV、AIDSなど、病気の感染が問題となっている実態。でも、そんな中でも子供たちの目はほんとに宝石のようにみんな輝いていた。先進国に住まう僕らクローバーこの目の輝きを持ってる?と聞かれると、素直にYESと答えられないのでは・・・?そう思った流れ星


このようなアフリカの現状を背景に据えながら、物語は進行していく。

ナイロビの生活にも慣れてきたテッサ。彼女のお腹ににはジャスティンとの間にできた赤ちゃんが宿っていた天使そんな状態でも、現地の医者友達と外に出て、毎日ナイロビのみんなと触れ合っていた。。。ジャスティンはせめて赤ちゃんが産まれてくるまでは、とテッサに家で安静にしておくよう求めるがテッサは聞こうともしない。それだけではなく、その友達の医者とも何か関係があるのでは、とも疑いを持つようになっていた。。。


ここのジャスティンのテッサへの愛情はホントに大きなもので、揺ぎない愛でしたね。もちろん、テッサからジャスティンへの愛も同等、いやそれ以上のものだったんだけど、それが彼女のある“行動”によってジャスティンには違うように映ってしまっていたんだね・・・しょぼん


そのテッサの“行動”とは、国家問題にまで発展するような残酷なものだった・・・。あるイギリスの製薬会社が、新薬の効果をためすため、アフリカの現地の貧しい人々を使って人体実験をしている、とゆうのを突き止めようとしていたのだひらめき電球もちろんその薬の副作用もどんなものかわからない。そんな薬を、“無料で投与してあげます”とゆうキャッチフレーズだけでアフリカの人々を使っているのだ!こんなことを、あのテッサが黙っているはずもなかった。でも、これはそんな一個人がどうしようとしても意味のないものとなってしまう。相手の規模が大きすぎたドクロテッサはその一緒に調査を手伝っていた医者とともに殺されてしまう。。。


愛する妻の死を知ったジャスティン。事故死ではないことは明らかだった。誰が、何のために、なぜテッサを・・・。それを突き止めるため、ジャスティンは立ち上がるのだった!!


ここからジャスティンは少しずつながらも、彼女がしていた秘密の“行動”について知っていくことになる。それだけでなく、テッサの自分への愛は本物であったことをも知る虹自分の“ちっぽけな”疑いはクロだったことを。。愛するジャスティンだけは絶対に巻き込みたくないために、そのことは言えなかったこと。。。“”の強さをより一層感じることができる場面ですよね~黄色い花


最後はテッサのしていたことを全部知ってしまい、ジャスティンの命は・・・!?ってとこで終わってたけど、あれはどうなったんだろうか?もちろん、テッサと同じようになってしまっていたとは思う。でも、彼らの“行動”は決して無駄なものではなく、彼らの“”も決して偽りのなかったもの。アフリカ・ナイロビの壮大な景色・実情を背景に、決して途切れることのない愛をつづった、最高の映画だと、思います。

サスペンスの要素も充分楽しめますし、なにより僕はもう少し大人になってから、もう一度観たい映画ですね、この作品は虹




☆評価☆・・・3.6