西谷弘監督。
織田裕二、柴咲コウ、佐々木蔵之介、和田聰宏、紺野まひる、井川比佐志、益岡徹、奥貫薫、ベンガル、酒井和歌子、石坂浩二出演。
西谷監督は、あの大ヒットドラマ『白い巨塔』を手がけた人。今回が映画製作デビューだから石坂浩二が出てたんやね~。なんか今まで味わったことのあるような雰囲気やったから
で、やはり織田裕二は普通にイイ安心して観れる、邦画俳優の一人やと思う!
柴咲コウは普通に好きなんで、今回の作品ではどんな役柄で出てくるかが楽しみでした今回はいつもと違って!?冷たくあしらうようなところもあったけど、人情味あふれたところの方が多かった
うん、こんな柴咲コウもいい感じですねん
で、今回の発見だったのは、和田聰宏。見た事あるかもしれないけど、なんか惹かれた。今回の映画の役柄でかも知れないけど、かなりかっよくて男らしい人でしたあーゆう感じの人に憧れますなぁ
目はちょっとカメレオンみたいだったけど。。笑 今後期待していきたいです
県庁で働く公務員、野村聡。エリート街道まっしぐら、マニュアル通りに行動し、出世のためなら周りのものは犠牲にする、いわゆる頭がガチガチの男だ彼は200億円にも及ぶ大プロジェクトのメンバーに入るため、お偉い方の議員、そして建設会社の社長など、さまざまな方面から知名度をあげようと、日々奮闘していた・・・。そんなか、民間企業との人事交流といった、公務員と民間との間の接着剤のような関係を強める為の研修プロジェクトが発表される。これが上手くいけば、200億もの大(税)金での事業が円滑に進められる。だから、これは県の側としても、そしてなにより、野心家の野村にとっては本当に大事なものであった。そして彼はめでたく!?この研修メンバー7人のうちの一人に選ばれ、半年間の任務を命じられるのだが・・・
野村の研修先は、今にもつぶれそうで、客の姿も見られないようなスーパーだった。。。『エリートの俺が、こんなところで働くのか
』と思ってしまうがこれも出世のため、と彼は彼なりのやり方で、半年間乗り切ろうとする
そこで、そのスーパーの店長から紹介された、野村の半年間の教育係は、なんと年下のパート店員、二宮あきだった彼女はパートだが、その歴は長く、みんなからの人望も厚くて、このスーパーの“隠れ店長”的存在だった
そん県庁のエリートの頭ガチガチクンと、そのときそのときで対応する、現実的な女性
、二人の研修生活が始まった
ん~やっぱり『スーパーもの』はイイねっ『スーパーの女』とか僕、あーゆう感じの好き
それと、やっぱスーパーを題材にしてるのが身近に感じれるし、何よりスーパーの裏側の意外なところを知れたりするのが楽しくもあり、勉強にもなる
フライの2度揚げなんかアルバイトの人らは普通にみんなやってることでしょ!笑 僕は回転寿司でバイトしてたことがあるけど、まさにあんな感じで、客の人には絶対言えないようなこと多々あったし・・・笑
今回は、県庁のエリート、つまり県庁の星の男と、パート店員ってゆう異色な組み合せやけど、これが逆にホントにイイ効果を出していたと思う。
最初は接客マニュアルもなく、そのときそのときで問題に対処して行く事に戸惑いを感じる野村。でも、それが現実で、理屈をいちいちゆっていたら、お客様の対応、ニーズに応えてなんかいられない。それが民間とお偉方政府職員との違いであり、お互いの考えが実際離れているところ。ここでモロにそうゆう食い違いの現在の日本の!?状況を描くのに成功していたと思う
野村は、二宮に色んなノウハウを教えてもらっていったり、自分の完璧だと思っていたプランが全く良き方向にいかなかったりで、少しずつ変わって行く。。人間、なんでもかんでもマニュアルなんかが必要なんじゃない。何事にも素直に耳を傾けていくことが大事とゆうことを・・・
やはりここでも、野村と二宮の関係に上手くスパイスを加えていたのが和田聰宏。この人がスパイスとなっていたのはもちろん、自身の姿も変わって行くのに顔が思わずホコリ一番笑えるところは、やっぱり『ちっちゃい“っ”の場面』とか、ツボにはまる人は『A、Bにこだわるところ』でしょうね
これらは、観たらどうゆうことか分かりますよん
で、ちょっと腑に落ちなかったのが、野村が今まで築いてきたものが一気に崩壊してしまう、あの雨のシーン
二宮との絡みも映画に入れたかったのは分かるけど、少し長すぎでしつこく感じたかな。あそこはもう少し編集でスムーズに終わらせてほしかったと思う
そして半年間の研修も無事に終え、野村自身も半年前とはまったく違う姿に変わっていた何事にも柔軟に対応できる男に変貌していた。
まぁここからは、終盤にかけてのためのシーンって感じですてか、石坂浩二演じる“古賀議員”は、昔経歴に偽りがあって色々と話題になったあの古賀議員本人とはなんか関係あるのかな
笑 雰囲気・容貌は全然違うけど・・
最後の野村と二宮の関係もあの終わり方でよかったよね~キスとかする関係まで行っちゃってたらダメだわさ・・笑。
んで、やはり最初から最後まで野村の心理、税金の問題を暗に意味していたのが、コーヒー(エスプレッソ)でした
この映画は心構える必要もなく楽しめるところもあり、それだけでなくちゃんと気軽に学べるところや、考えさせられるところもあって結構いい作品やと思います。普通に面白かったしっ120分の作品には感じず、あっとゆう間に終わりますよ
☆評価☆・・・4.4