- ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション
ティム・バートン監督。
ユアン・マクレガー、アルバート・フィニー、ビリー・クラダップ、ジェシカ・ラング、ヘレナ・ボナム=カーター、アリソン・ローマン、マリオン・コティヤール、ミッシー・パイル、スティーヴ・ブシェミ、ダニー・デヴィート出演。
いい映画。ホント前評判通りの、いい映画それに尽きる
ティム・バートン監督ならではの世界が最初から最後まで、この作品の内容に上手く作用していた。普通の家なんかも、この監督のだと、なぜかファンタジックに感じるマジで不思議な空間だった。
ユアン・マクレガーは意外にも『アイランド』で初めて知った。そこから彼についてもっと知りたくなっていたところに、この作品に丁度出演していたからうれしかった。でもそれだけでなく、この『ビッグ・フィッシュ』で若き日のエドワード役として、新たなユアンの一面を見る事が出来た。さりげない優しさ、どんな事にも果敢に挑戦していく精神、そしてなによりも、皆を想う気持ち。。。こんなありふれたような役は逆に演じるのは難しいのではないか、そう思った
ヘレナ・ボナム=カーターは『ティム・バートンのコープスブライド』にも声で出でいたけど、ティム・バートン監督の奥さんだよね。この作品では、ユアンの奥さん役を演じてたけど、めちゃキレイだったあの黄色い花をバックにしたところはかなり新鮮な絵にみえる
ある夜、盛大な結婚式が行われていた。主役の二人は、ウィルと花嫁のジョセフィーンそこで、ウィルの父であるエドワードがいつものように、ウィルの生まれた日に釣ったとゆう巨大魚の作り話を始める。。その話は友達のみんなからは楽しまれ、最後のオチも上手くまとまっており、現実か嘘なのかは分からないが、ファンタジー性に富んだ、本当に楽しませてくれるものだった。しかし、ウィルはそんな父の子供じみたホラ話をまさかこの年にもなって、ましてや自分の結婚式に聞かされるなんて・・・とついカッとなり、エドワードと喧嘩してしまう。そこから、彼等の関係は悪くなり以後3年間、お互い口をきかない状態になってしまうのだが・・・。
オープニングから、水の中、そして巨大な魚。。。ホント最初から画面に引き込まれましたあの巨大魚は恐らくCGだろうけど、かなりキレイで、美しく描かれてました
月日は流れ、ジャーナリストとして働く日々を過ごしていたウィル。もちろん、あれから父とは直接会話を交わすことはない。でも、母を経由しては話す事もある、といったまた不思議な感じになってしまっていた・・。
そこに、来た一本の電話老人である父エドワードの容態が思わしくないとゆうのだ。。そこでウィルと妻のジョセフィーンの二人で、久しぶりに実家に帰ることになる・・・
ここの久しぶりに会う父と息子の描写。最初はやっぱ少しギクシャクするところはあったけど、でもウィルは別に父の事を嫌いではないし、次第に打ち解けていき、話題は小さい頃から何万と聞かされた、父エドワードの昔話のことに移っていく・・・・。
ここから、ユアン・マクレガーの登場ですこの若き日のエドワードの嘘(実)話と、現在のエドワードとウィルの話の掛け合いが交互に描かれて行きます。自分の死ぬところが映し出される右目を持った魔女の話、巨大な人間が街に現れた話、不思議な街での話、サーカス団での話、そしてエドワードの今の妻との馴れ初め・・・
ホントに色んな話が出てきます。どれもが観ている側を楽しませてくれ、そして心暖めてくれるところです。でも、これらのエドワードの話は本当にあった話なのか、それともエドワードが皆を楽しませるために作った単なる作り話なのか。。。ウィルはそれをものすごく知りたがるけど、エドワードは教えてくれない・・・。でも、現実の時間が進むにつれ、次第に本当にあった話もあることを知る・・・。
そして、ついにエドワードは病院に運ばれ、人生最後の夜を迎えることになってしまう。。。最後の最後を見届けたのは、ウィルだった。しかも、父がゆっていた魔女の話の続きを、それまでそんな嘘話なんか嫌っていたウィルが話出す・・・
最後、父さんはみんなに見送られて、そしてあのでっかい魚となって帰っていくんだ・・・
ここはさすがに涙流れましたね。。。あ~最近泣いてしまう映画が多い笑 ここのシーンホントいいね!音楽もやし、もちろん映像も。父が今まで話していたことは、別に作り話でもいい。父が死ぬ手前で、初めて気づくウィル。。。ここマジでヤバかったぁ・・・
僕実はこの二人の親子関係、すごくわかるんだよね。。自分の父さんは今単身赴任していて、普段なかなか会えなくて、小さい頃ほど会話することがなくなってきた。もちろん、家に帰って来た時はいつものようにボケてボケて、笑わせてくれるんだけど、お互いどこか壁を感じるようになってて・・・。自分がこのウィルのように年をとっていってて、親離れしているってのもあると思う。でも、やっぱり誰がなんといおうとも、僕たちは父と息子の関係なんだから・・・そんなことを改めて考えさせてくれました
だから、最後の病室でのシーンで、ウィルのように、父が死ぬときまで自分がこんな関係で終わってしまっちゃったら・・・とか考えてたら感情移入しちゃって・・・・・
って感じで。。。笑 でも、ホントにホントにいい作品。父と子の関係をティム・バートンなりの世界観で訴えてくる、そんな映画でしたっ
ユアンの演技も見れたし、結構色んなところで男子の僕としては満足ちなみに、あの巨人の人は実際にいて、確か身長世界一位でギネスに載っていらっしゃいます
笑 他の作品にも結構出てるみたいだし
☆評価☆・・・4.1