フローレン・エミリオ・シリ監督。
ブルース・ウィルス、ケヴィン・ポラック、ジミー・ベネット出演。
ん~この作品どうなんだろ過も無く、不可もなく・・・って感じ。。
唯一、ブルースの最初の敏腕交渉人の姿と、その後のいつものブルースのツルっぱげへの変化に驚いたのと、天才子役のジミー・ベネットくんの演技が冴え渡っていたくらい
サスペンス要素もまぁ程ほどにいいんだけど、なんか統一感、一体感がないってゆうか。。。
父親が妻と息子を妻の不倫に憤慨し銃をもってたてこもり、不倫相手を連れてくるよう要求しヒステリックになっているところに、交渉人のジェフ・タリー(ブルース・ウィルス)が対応しているところから映画は始まる・・
この始まり方は斬新でなかなかいいな~と思ったし、なにより『24』での大統領のボディガード役の役者さんが出てたのに感動笑 あの人密かに!?いい感じかもしだすねんな~
んでこの事件の交渉失敗をキッカケに、タリーは人質で、特に子供の人質には敏感になってしまう・・
数年後、タリーはSWATでの10年の任務、交渉人としての7年を過ごした後、町の警察署長としてすごしていた。
なぜか家族関係がよくなくて、別居していたけど、あれはなんでなんやろ?もうすこしそこんとこの理由とゆうか、背景も描いてほしかったなぁ。。あの娘役の人、実のブルース・ウィルスの子供らしいし。。演技のウマさで使ってたんなら別にいいけど、至って普通の演技力やったし
だからって関係ないかもやけど、そうゆうとこからも全体的に曖昧で、まとまった感がないように感じられた。
そしてタリーがいつものように署に出たところ、ある豪邸から緊急危機のサインが送られてくる。タリーは自身で現場に向かうのだが・・。
ここでの若者が豪邸に入ってってゆう設定ありきたりながらもいいんやけど、なぜにあんな監視カメラやらなんやら完璧な防犯対策にも関わらず、犯人の若者ら3人は侵入できたんやって感じですセンサー反応みたいなのないの??
まぁそこからがこの作品のメインな部分に入っていくわけで→。犯人と一家の父親、娘、小さな息子とのやりとりは緊迫感がこっちまで伝わってきたと思う
ただ、豪邸を取り囲む警察の“人数”の問題じゃないんやけど、なんか現実味とかがなかった気がする。。あまりにタリーを中心に描きすぎてる感も否めない。SWATなんか、いたのかいなかったのか分からん感じで、別にどっちでもイイ感じやったし。。俺なら普通SWATが現場に来たらグッと力入るくらいやと思うんだけども・・・そこも残念な要素
ただ、人質の息子役のジミー・ベネットのトンネルでの移動劇、タリーとのやりとりはハラハラドキドキ感は楽しめる
で、犯人の中のロン毛がホント気持ち悪いし、あいつは怖かった。。それなら、別のタリー自身の問題(豪邸に立てこもる若者3人でなくて、別の犯人組織と、この一家の父親の裏関係があってタリーもある理由で関わってしまっている)より、もっとこの人物に焦点を当てた方がいいのではと脚本、構成の部分にもいいたい。
最後、タリーの家族もあっさり?助けられるし・・・あんなんでは済まされない組織っぽいやんって感じでした。
だから、総合的にも不発、ブルース・ウィルスもそんなに目立つとゆうこともなかった
自分の中のブルース・ウィルスの名誉挽回のためにも『16ブロック』に期待したいです
☆評価☆・・・2.6