ヴィゴ・モーテンセン、マリア・ベロ、エド・ハリス、ウィリアム・ハート出演。
ヴィゴ・モーテンセンは、『ロード・オブ・ザ・リング』での、あのかっちょえーアラゴルン役の人。でも、実際観てみるまでこの人が主演やとは知りませんでした。マリア・ベロは密かに僕はファンなんです笑 アサルト13での女性精神科医役で見てから、キレイな女優さんだな~って。だから、今回の作品であんな姿を見せちゃうなんて・・・うれしいんだか
、引いてしまってるんだか・・・笑
DVDのパッケージでもあるように、出演者よりも前面にピストルを写していることからも関心を持っていた作品。またヴィゴ・モーテンセンの半笑いの意味深さにもなんかひっかかっていた作品
アメリカの田舎町に喫茶店を経営し、町のみんなからも親しまれていたトム。家族とも何不自由無く、愛し合い、暖かい家庭を作っていた。
ある日、喫茶店に現れた二人の男。トムは閉店時間だとゆうことを告げるが、なぜかトムのことを『ジョーイ』と呼びかける。そして態度が荒荒しく普通でない。トムが自分はジョーイではない、人違いであることを告げる。するとうちの一人がパートの女性に手を出し、銃をだしたので、トムはとっさの判断で銃を奪い、二人を撃ち殺す。ニュースでも取り上げられ、トムは一躍町のヒーローとなるが。。。
この監督、これまでホラー作品が多いんやねやから結構グロテスクな部分も出てきてた。
このトムは昔、ジョーイとして、人殺しをなんの躊躇もなくやっていて、兄弟の裏の世界にも関係を持っていたほどのワルだった。しかし、3年かけて自分自身、そして名前をも変え、平凡な生活をしていたんやけど、たまたまテレビに出てしまったがために、家族も知らない昔のそのツケが出てきちゃったわけやね。
まさに『ヒストリー・オブ・バイオレンス』。
そこから一気に、家族のなかの息子、特に妻から避けられていくトム。。
ほんまこっちもつらいし、なにより重かった・・
最後、その昔の兄弟との因縁の関係を自ら絶ち、家族のもとに帰ってきたときは、ドキドキした。
どうなるの?これから・・・。家族は丸裸になったトムを受け入れてくれるのか。。。?
でも、そこで小さい娘が、全部は理解できていなくても、ダディのお皿を並べてあげて、そして息子も肉を置いてあげる
最後は、妻と目を合わせて、無言の会話を、するかしないかの微妙なところで・・・エンディング。
ホント、重かった
でも、こうゆう映画もやはり観るべきです。
楽しい事ばかりが人生じゃない、これからが大事なんだ。
そうゆう深いところも教えてもらいました
ただ、トムの息子が話の中で、あぁゆう風に変わっていったのをみて、今後やはりトムの血を引いているだけあって、今後もそうゆう歴史を作っていっちゃうのかなぁ、と考えると少し怖くなりました。
ほんで!!なにより妻役のマリア・ベロ、あんな格好しちゃだめですそこはやはり僕にしたら見所ではあるけども笑、なんか嫌だったなぁ。。でもあれもトムとの気持ちの行き違いを表すには必要な場面
結構、観てから他の人の感想を聞きたい映画でした
☆評価☆・・・3.9