Hipecとは腹腔内温熱化学療法(Hyperthermic IntraPeritoneal chemotherapy ; HIPEC)の略で、日本ではまだあまり浸透していないようですが、腹膜播種や卵巣がん患者を対象に行われる化学療法です。腹腔を開き、目視確認できる転移を可能な限り切除した後、温めた抗がん剤を投入して90分間攪拌します。
癌細胞は高温に弱いため、温度による効果と、抗がん剤を(点滴経由ではなく)直接癌細胞に触れさせることによる効果が期待できます。
私の場合は運よく、HIPECの普及しているベルギーでこの療法を受けることができました。ベルギーでは医療保険が適用され、HIPECを実施している病院もたくさんあります。欧州でもベルギーはこの分野で相当進んでおり、イギリスやオランダの患者さんがベルギーでこの治療を受けることを希望することもあるようです。(オランダでは2018年からHIPECが医療保険適用の対象となったようです)
自分がHIPECを受けるにあたり、ネット上で体験談があまり見つからなかったため、情報不足で不安な思いをしました。あくまでもベルギーでの体験ですが、これからHIPECを受ける方々の参考になればと思い、入院から退院までを簡単にまとめています。
癌は人によって治療に対する反応も異なり、抗がん剤も100種類ほどあり、癌も様々なタイプがあります。ネット上の情報にふりまわされず、お医者さんとよくコミュケーションをとって、自分にあった治療をお選びください。
このブログをご覧になる皆さんが毎日、元気で快適に過ごせますように!