数値化することの意味 | CSRコミュニティ 事務局ブログ

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CSRコミュニティは、主に東海地方のCSRを「当たり前のこと」として事業として成り立たせている中小企業の集まりです。
これらの企業の発信や次世代の育成を通じて社会を変えて行く事を目指し、事業を実践していきます。

こんにちは。平野です。

サス研では、LCA分析の支援が出来る体制を整えています。

実際に、ある建設会社からお仕事を頂いて、そこが建てている住宅がどの程度環境にやさしいものかを、建設する前の木材の段階から建設、運用、廃棄までのライフサイクル全てに対して分析、評価していきます。

今回はとりあえず、二酸化炭素の排出量に着目して、上記の段階における排出量を出していきます。

実際にやりながら、手法を身につけて応用出来る様にしていこうと、勉強中です。

さて、環境問題はなかなかややこしいのでこうして数値化して、負荷を見える化することが行われていますが、必ずしも数値化したら正確に環境への負荷を表現できるのか、と言われると私も少し疑問だったりします。

例えば、昨日Twitterで、生態系を経済的な価値に換算すること自体が間違いでは?と言うつぶやきを見つけました。

生物多様性の価値をわかりやすく表現するのに、経済的価値に換算することが適切なんだろうか、と言う議論です。

お金の価値すら疑問。

お金になるものは貴重、ならないものは貴重じゃない。
って考えちゃうと、どーなんだろう…。

自然環境が人間にもたらすものを、お金に置き換えなければ実感出来ないのだろうか。

本当に大切なものほど、お金に置き換えられないんじゃないかな。