Rolling days #170 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

最初から→#1
前回のお話→#169
前回のSide-S


Day #170
~Side S~




「うぅ、・・・んぁ、」




雅紀が啼声(コエ)を洩らす。




「あ、ゴメン、大丈夫?痛い?」




心配になって表情(カオ)を覗き込む。


Mの事もあるし・・・、


きっといいイメージは持っていないだろう

オトコ同士のこの行為に。



怖がらせたり


痛がらせたり



これ以上少しでも

雅紀にマイナスのイメージを持たせたくはなかった。




「ん・・・、ダイジョウブ。

なんかね、ヘンな感じ。」




そう言ってクスクスと笑って見せる雅紀がどうしようもなく愛おしく、


早く自分のものにしてしまいたい衝動に駆られる。



でもダメだ、

ゆっくり、

優しくしてやらないと。



欲望が暴走しないように理性を奮い起こして、

せめて想いが伝わるようにと


左腕を雅紀の首の下に滑り込ませ

胸を合わせて抱き締めた。




「大好きだよ、雅紀、愛してる。」




耳元で呟くと、

首の後ろに回された雅紀の腕にキュッと力が入った。




「僕も・・・愛してる・・・

しょぉちゃんと、

ひとつになっちゃいたい・・・」




ドクン、と腰の深いところが脈打って


耳にカァッと血が集まって来るのを感じた。




バッカやろ・・・!




ホント雅紀は昔からこういうところがある。



天然で


計算じゃなくて


それでいてヒトを煽ってくる。




俺がどんな想いで抑制してンのか分かってねェェ・・・




思わずその場でため息と共に項垂れた。




「・・・今のはお前が悪い。」




ヒトの理性をブッ飛ばすような事言いやがって・・・



さっきより、強めにナ カを擦って

雅紀がカン ジる場所を探す。




ネットで調べたんだ、

オトコにはナ カに『ある場所』があるって。




ソコを刺 激すると、イイらしい。



最初からカン ジてもらえるとは思ってないけど


出来れば早く見つけ出して

反応を見たい。