Discostar☆Love F.D.O.Y. 2016-#25 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

Discostar☆Love
First Day of the year 2016 #25

最初から #1
前回のお話 #24




「ん・・・、」




抱き枕みたいに包まれて

翔ちゃんの腕の中、覚醒した。



今・・・何時だろう?



翔ちゃんを起こさないようにそっと右手を伸ばして

ベッドの頭上にある時計を手探りで探す。



覚えのある手触りをつかんで引き寄せる。


《5:21》


もうすぐ、夜明け。



・・・

・・・


あ!

そうだ。



翔ちゃんと初めての初日の出を見ようと思いついた。



チラリと翔ちゃんを見上げるとスヤスヤとよく寝てるから

ゆっくり、起こさないように

肩に回った筋肉質な腕をそっと外して毛布の中にしまって

スルリとベッドを抜け出した。




「はぁ、寒っ!」




クリスマスにお揃いで買ったバスローブに手を通す。



『えぇ?バスローブ??いいよぉ、』って

恥ずかしいし、ガラじゃないからって言ってたのを



・・・



『愛し合った時にあると楽そうじゃない?』って翔ちゃんが買ってくれた、バスローブ。




「くふふ。」




やっぱり買って正解だったかも、なんて思って

ひとりクスクス笑いながら

日の出の時間を調べようと思って携帯を探してベッド脇に散乱した服を探る。



ゴトン、と音を立ててズボンのポケットからスマホが落ちて


拾いながら座り込んで



『2016年 初日の出 時間』



ベッドにもたれて検索をかけた。







***

やべぇ。1月が終わっちゃう
ラストスパート!!