キミニカケル*22 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

最初から→*1
前回のお話→*21


キミカケ*22




「・・・んっ、

・・・っはぁ、」




雅紀を煽った俺が 逆に煽られて

止められない深いキス・・・


後頭部に回した手を引き寄せるように

もっと、・・・


膝に置かれた雅紀の指に力が入って

カン ジてると訴えられて愛おしさが増していく


至近距離を超えた距離で見る雅紀の眉が

切なく寄せられて

その全てを俺のものにしたくなる




雅紀越しに見たスモークの向こう

見慣れた人影が近付いて

秘密のキスが終わりを迎える。




「ン、雅紀、タイムアップ、来るよ?」




ちゅっ、




「・・・はぁ・・・、

ぅん、わかった。」




溶かした責任は俺にもあるけど

雅紀の纏う空気があまりにも色っぽくて・・・




「雅紀、お前まだ寝てるフリしてて?」




名残惜しさを振り切って

雅紀を元のシートへと沈めさせた。