#2
ニノは早いうちから演技力を認められて
そっちの仕事をしてた。
普段はゲームばっかりしてて
その辺にいる普通の男子と変わらないのに
作品の中のニノは、
いつものニノを封印して
実は別人じゃないのっていうくらい役に入り込んでて、見てると鳥肌が立つ。
そんなニノが、
楽屋にいる時に僕の所に来て
当たり前のように背中合わせに寄りかかってゲームをしたり
僕の脚を枕にして
寝転んで漫画を読んだりすると
どこかホッとするっつーか
ちょっと嬉しくなるっつーか
あぁ、変わらない、
いつものニノだって思うんだ。
ニノの毒舌は
愛情の上にあるって分かってるから
バラエティーとかで
ちょっとくらいゾンザイに扱われても全然平気で、
むしろ突っ込まれて弄られると
嬉しかったりもする・・・
って、アレ?
・・・僕Mなのかな?
くふふっ!
そんなニノを見ていて、
ずっと思ってる事がある。
僕が翔ちゃんを好きになって、
相談してた時になんとなく気付いたんだけど・・・
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