…and after…#9 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

始まりのお話→ChainedMoons/PARADOX
前のお話→Side-ASide-S


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#9




・・・今夜の収録は内容が別撮りになっていたからスタジオ収録は実質少しだけ。


ソチ帰りの翔ちゃんのスケジュールを考えて調整されていたから早い時間に解散になり、


収録が終わった翔ちゃんはソチの報告があるからと、忙しそうに先にスタジオを後にした。




楽屋に戻ると、携帯にメール着信を知らせる光が点滅している。




『ごめんな。なるべく早く帰るから。早くゆっくり抱きしめたいよ』




胸がきゅうぅってなって、頬が熱くなる。




「ほら、突っ立ってないでアンタもう早く帰んなさいよ」


「二人ともちゃんと睡眠『も』取れよ?」


「んふふ、またね、相葉ちゃん」




とみんなに促されて楽屋を後にする。


マネさんにマンションに送ってもらった後、着替えてすぐ愛車に乗り込んで急いで翔ちゃんちへ向かう。


夜食を用意して待とうと思うんだけど・・・


翔ちゃんが食べたそうなもので、あんまり胃に負担にならないもの・・・


なぁんて考えてたって、結局おれが作れるものなんて、やっぱ限られてんだよなぁ。


・・・とりあえず、マナブで覚えたやり方でダシを取って、翔ちゃんの好きなお豆腐の味噌汁を作る。


それから松潤にもらったお米でおかゆと塩にぎりも作って・・・


番組で覚えたコト、忘れないうちに活用しなくちゃねっ!


あとは、翔ちゃん好みのポテトサラダ作って、ソースも用意して。


生姜焼きも食べたいかなぁ・・・重いかな。


それとも翔ちゃん来てからツマミにハマグリ焼いてあげる方が喜んでくれるかなぁ・・・?


ってかさ、ココ、翔ちゃんちなのにナニ不自由なくお台所使いこなしてるおれってどうよ!くふふっ。


・・・なんて自分で突っ込みを入れながら、にやけちゃう。



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