Discostar★Love 2 #おまけのSide-A4 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

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想いとカラダを重ね合った後ってこんなに穏やかで優しい気持ちになるんだ・・・

って、初めてのフワフワした甘い空気を楽しみながらショウくんの温もりにそっと寄り添う。


「ありがと・・・しょぉくん優しかったから、だいじょぉぶだよ?」


あぁ、おれ今すげえ幸せな笑顔してるよ、って自覚しながらショウくんと目を合わせたんだけど、アレ?

何か言いたそうな顔して見られてるんだけど?


「?・・・しょぉくん?どぉしたの?」


「雅紀さ・・・、」


チラ、って目を合わせてから逸らして、・・・はにかんでるの?


「ん?」


「俺の事・・・キモチ良くなると『翔ちゃん』て呼ぶよね?」


「・・・っは?!
えっ?!な、ナニゆってんの?!」


思ってもなかったコトを突っ込まれて、

恥ずいなんてモンじゃないくらい恥ずかしくって、

顔に全部の血が集まっちゃったんじゃないかって思うくらい熱くなって

ショウくんの視線から逃げるように冷んやりとした枕に顔を埋めた。


そっと近付くショウくんの気配。

今度は逆におれが後頭部を優しく撫でられる。


「ソノ時だけってェのもクるけどさ・・・」


チュ、


耳の後ろにキスが落とされる。


「俺、雅紀に『翔ちゃん』て呼ばれンの嫌いじゃないかもしんねェ・・・」


えっ・・・


「・・・ホント?」


首を回してショウくんを見たら、すげぇ優しい顔して笑って、チュッ、チュッ、って軽い音を立てながらおでこと鼻にまたキスをされた。

ふふ・・・くすぐったくて、しあわせ・・・


いいよ、雅紀になら・・・。雅紀だけ、トクベツだよ?』


そう言って、「ショウくん」じゃなくて「翔ちゃん」て呼ぶコトを許されて。


「まぁさぁきぃ~!」

「ん?なぁにどぉしたの?」

「チューしよ、チュー」


くふふっ
くすぐったくて、甘い想いを感じてるのはおれだけじゃないみたい。


「くふふふっ!なぁに?しょぉくん、甘えん坊さん!」

「・・・違うでしょ~?
何て呼ぶんだっけ?」


・・・あ。そうだった・・・


「・・・しょぉ・・・ちゃん・・・?」

「あぁぁ~っ!もぉ・・・」


くふふっ、ショウく・・・翔ちゃん、呼んでいいって言いながら、呼んだら照れてんじゃん、

って思ってたら、


「・・・ッン、」


唇を、深く、浚(さら)われた。


翔ちゃんに出逢って、少しずつお互いを知って、

喧嘩もして、仲直りして・・・

お互いを尊重し合いながら惹かれていって

気が付いたら、翔ちゃんの事ばかり考えるようになってた

ヤキモチ焼いたり 妬かれたり

一緒にいると嬉しくて

話すとなんだかドキドキして

触れると・・・胸が切なくて

誰かを好きになるって

アイシテルってこんな気持ちなんだって

翔ちゃんに教えてもらったんだ


神さま・・・どうもありがとうございます。

翔ちゃんに出逢えて、おれはしあわせです。

だからお願いしてもいいですか?

ずっとずっと、翔ちゃんにのそばにいさせてください。


翔ちゃんに強く、優しく、抱きしめられながら

初めて幸せな涙が零れた。



Discostar★Love
Season2 
おまけのSide-A

おしまい❤︎

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