「何ごとも磨き続けることが大切ですね」
そう言いながら、黙々とお金を磨き続ける彼。
ある日、ふとお金を磨きたいと思って、わたしはやってみたことだったけれど、
彼は一度やり始めると止まらない燃え続ける火のような人。
お金だけでは磨きたらず。
その後、鍋を磨くようになり、ポットや鏡、蛇口など、
家の中にあるものをピカピカに磨くようになった。
この汚れには、重曹を。
こちらにはクエン酸を。
いろいろ調べて試しながら、合うものを探してゆくことが楽しいようです。
日に日に掃除が上手くなっている。
まるでハウスクリーニングの人みたい。
キレイに磨いたものを、わたしに見て見てーと目を輝かせて嬉しそうにしている。
わたしも自分の絵が完成した時は嬉しくて、
見て見てーと誰かに見せたくなることがあるからよくわかる。
彼にとって、掃除はわたしにとっての絵と同じなのかもしれない。
わたしにとって掃除とは、好きというよりも心地いいお部屋にするために必要だからやるという感じだけど、
掃除をしている時の彼はとても楽しそうで完全に自分の世界に入っている。
同じ空間にいるのに、彼の目にはわたしは映っていないみたい。
わたしも絵を描いているときは完全にわたしの世界に入っていて、
好きなことを夢中になってやっているその時間は、時が止まっているかのようだし、
この世界にわたしだけが存在しているように感じる。
それはとても静かで幸せで、内側からエネルギーがあふれてくる。
そしてその好きなことをやることは、人があるがままに生きるうえで、とても大切なことだと思う。
そうでなければほんとうには生きられない。
自分自身が喜びに満ちあふれていなければ、命は輝けないし、エネルギーは出てこない。
そして、ただただ夢中になってやり続けるということが、
彼が言った磨き続けるということなのかなと、
ひとり黙々と掃除をしている彼を見てわたしは思ったのでした。
そんなこんなで、我が家にあるものはピカピカに。
キレイって気持ちがいいな。
こちらの絵は、クーピーで描いたもの。
アクリル絵の具や水彩絵の具も好きだけれど、クーピーや色鉛筆で描くことも好きです
この絵のタイトルはハートの光の花
ハートはとても神聖で美しい場所
ハートの世界を感じならがら、描きました
サーシャのブログに訪れてくださったあなたへ
ブログというこの場所であなたに出逢えて嬉しいです
ありがとうございます
愛を込めて…
サーシャ