“精神的な田舎者…”
こちら佐世保コーチングオーガナイゼーションB面です（A面はコチラ）。ビートたけし著『下世話の作法』読了。 下世話の作法 (祥伝社黄金文庫) Amazon 先日行った「アートたけし展」の鑑賞後、グッズコーナーで思わず買ってしまった本の中の一冊。「品」とか「粋」とか「作法」について、たけしさん（足立区梅島生まれ浅草育ち）なりの解釈を知ることが出来ます。「品」は何も山の手の人だけでなく、また、「粋」は何も下町の人だけではなく、以前は日本国民が皆持っていたもので、その「作法」はもはや失われてしまったよね、と。知識をひけらかしたり、人前で食事がうまいだのまずいだの大声で言ったり、そんな昔であれば下品とされていたことが、今は普通のことになっている、と。こういう「昔は良かった」的文章に触れると、懐古趣味ね！と思ってしまうのですが、そこは世界のキタノ。なかなかに鋭い指摘がたくさんあります。例えば「田舎者」の定義について、かの『ミシュランガイド』に一喜一憂するグルメな人々をさして次のようにおっしゃっています。以下、引用。三ツ星じゃなきゃうまくない、何だこの店は星がついてないじゃないかと言ってるけど、それは田舎者のすることだよ。地方に生まれたから田舎者なんじゃなくて、都会で生まれても下品なことをする田舎者。新しもの好きで珍しがり屋の、言ってみりゃ「精神的な田舎者」だと思う。自分の判断なんてひとつもない。そういうやつらが日本には増えた。う～ん、なるほど。確かに、私もどちらかというと「この店、ミシュランで三ツ星なの？スゲー！」と何も自分で考えずに判断をしてしまう側の人間ですので耳が痛い。笑改めて考えると、そういった場面は、生活の色々な場面で頻繁にやってしまっているのかもしれません。尊敬する人が言ったから、テレビでやってたから、ネットの評判が良かったから…あげたらきりがありません。もちろんその裏には無意識的に「安心」を求めているところがあると思いますが、それと「自分で判断する」ことの重要さを一緒には出来ないともやはり思います。唯我独尊的に振るまえ！というわけではないでしょうが、普段の暮らしにおいて「自分で判断する」余地も少しは残しておく必要があるのではないかなと、そう思うのであります。…「精神的な田舎者」になりきってしまわないためにもね。…自分で「判断、納得、行動」する人のためのツール、それがコーチング。佐世保コーチングオーガナイゼーションコーチング ブログランキングへコミュニケーション・会話 ブログランキングへ社会保険労務士 ブログランキングへ長崎県佐世保市 ブログランキングへ
