中学時代のブリジストン・ロードマンに始まって、これまでの人生、MTB、ロードバイク、フォールディングバイクとあれこれ乗り継いできましたが、ここにきてミニベロ(非フォールディング)に乗ってみたくなりました。
目的としては、街乗りメインに、ちょっとしたポタリングやツーリングもできたらと・・・
街乗り自転車ではピストが大流行ですが、個人的にはミニベロ(小径車)がオシャレな感じ。
本格ロードは、服装も考えなきゃいけないし、すでにコルナゴのアルミモデルを持っています。
というわけで、まずは自転車選びから。
まあモールトンとかオーダーメイドとか上を見だしたらきりないので、今回はマスプロメーカーのお手頃価格モデルから選ぶことにします。
ちまた(東京都内)では、スポーツミニベロ(非フォールディング)四天王といえば、
・Bianchi
・GIOS
・ルイガノ
・ブルーノ
…あたりかと思われます。
さらに、ラレーやManhattan Bike、ビリオンやMASI、FUJIのものも、たまに目にします。
まず、人が乗っているのはなるべく避けたいので、Bianchi、GIOS、ルイガノは除外。
ブルーノは色もなかなか洒落てて魅力的なんだけど、う~~ん…
迷ったあげく、Manhattanのm451シリーズに目を付けました。
決め手は、
・クロモリ、ホリゾンタルフレーム(ちょっとクラシックな感じでいきたい)
・レイノルズのフレームセットを用い、KHSの台湾自社工場で製作している(値段の割に氏素性のハッキリ感がなんか安心)
・451ホイール(20インチでも406よりはちょっと大きく、よく走りそう)
・なぜかミニベロはフレームサイズが1サイズしか設定してない場合が多い。しかしこれは「S」と「M」の2サイズから選べる。
そしてこれが決定打なのですが、
・20インチホイールなのに700C用フォークを使っている。
ミニベロはオシャレなんですが、小径車ゆえの短いフォークが、なんか短足っぽくて個人的に気に入らない部分でした(あのミニベロの短足が、カワイイんじゃないか!という見方もあると思います)。
またManhattan Bikeによると、700C用フォーク採用により、ミニベロの割に直進安定性にすぐれている…ということのようです。
この「ミニベロに700Cフォーク」は、ミニベロで有名なビルダー・寺田商会なんかは採用しているようですが、マスプロメーカーではこのManhattan m451シリーズ(と、おそらくここからOEM供給されている杉山輪業のクリーンスピード)だけかと思われます。
さて、このManhattan m451のモデル構成です。
マンハッタンバイクmシリーズ 全5モデルで、それぞれパーツ構成等異なるのですが、見た目中心に特徴を大雑把に書くと、
・m451X・・・ミキストフレーム。
・m451T・・・ホリゾンタルの入門モデル。フラットハンドル、サムシフター。
・m451S・・・ホリゾンタルの中級モデル。ドロップハンドル、ダブルレバーシフト(※)。
・m451R・・・ホリゾンタルの上級モデル。ドロップハンドル、デュアルコントロールレバー。
・m451RC・・・ホリゾンタルの最上級モデル。ドロップハンドル、デュアルコントロールレバー、カーボンフォーク。
※2012モデルからサムシフター。
フレームは全モデル共通のレイノルズ520、ホイール、タイヤも同じようです。
ロードマン郷愁の私は、ダブルレバーのm451Sで決まりです。
同じフレームなら、安いモデルの方が何かお得感もある。
色は深緑、ロゴは金色。
昔、同じような色のトレックのMTBに乗っていて、その時はどうも気に入らない色だと思っていたのですが、今回は渋くてまあまあいい感じに思えます。
ところで、26インチとか700Cとかのスポーツ車は、ダブルレバーはたいていダウンチューブに装着していると思うのですが、ミニベロは昔からヘッドチューブに付ける場合が多い気がします。なぜでしょう。
ミニベロはフロントフォークが短い分ダウンチューブが下方にさがる、即ちレバーが手元から離れ操作しにくくなる…ということだと思いますが、それならトップチューブに装着しても良さそうに思います(実際、パスハンターや軽快車など、トップチューブに変速レバーを装着したものもありました。前傾姿勢を標準としない場合は、その方が操作しやすいからでしょう)。
とにかく、このm451Sはモデル中唯一、ヘッドチューブにダブルレバー直付け加工してあるわけです。
後から同様の加工をフレームを施そうとするとえらい大変なので、この一点をもってもm451S一択となります。
ところが、そうこうしている2011年秋、m451シリーズの2012モデルが発表されました。
そしたらなんと!
m451S、肝心要のダブルレバーが、サムシフターに仕様変更!
しかも値段も6000円くらい上がってる!
「こりゃイカン!」と慌てて自転車店に走り、展示中のツルシの2011年m451Sをその場で購入したのでした。
(画像はネットで拾ってきたもので、現物ではありません)
Bianchiやブルーノあたりは人気があるようで、ものによってはイヤーモデルがすぐに売り切れ、「次年度モデルの入荷待ち」という事態になりかねないようですが、Manhattan m451は、割と不人気なのか、各店けっこう在庫を抱えているようです。
そんなわけで、ちょっとのんびり構えてしまっていたのでした。