私の祖母は、1人暮らしをしていて認知症になりました。
最初は、物忘れ程度でしたが、認知症の症状が進んでいくと、
物忘れをしたのを、誰かが盗ったんだと疑うようになったり、
突然徘徊して道がわからなくなって迷子になったり、
危なくて1人にしておくことはできなくなり私は祖母のそばで面倒をみることに。
本当に大変だと思ったのは、夜中。
夢と現実がわからなくなってしまい、夜中にいきなり起きだして
大声や悲鳴をあげてパニックになってしまったり、
祖母は目が悪かったのですが、目が見えないにもかかわらず
夜中に電気をつけずに徘徊などをはじめる。
転んで怪我をするのではないかと心配し、
夜中起きれば一緒に起きなければならないという日々。
そして、認知症がひどくなるにつれ、子供みたいに
ちょっとの時間でも1人になることをさみしがりました。
認知症がひどくなったのは、1人暮らしが長くて、
会話をする相手がいなかったというのも原因の一つだったのだと思います。
なにより家族とのコミュニケーションが重要なのだとその時感じました。
認知症の家族がいる場合には一緒に住む家族の理解と協力が必要です。
面倒をみる以前は、お年寄りを施設に入れるなんてひどいことをするなと思っていたけど、
怪我をしたり、迷子になったりする可能性を考慮すると、
施設に入れて面倒みてもらうのも一つの選択なのだと知りました。
