2009年7月28日、午前11時30分。

横浜地方裁判所にて私の裁判が行われました。

即決裁判なので即日釈放される事が決まっていた。

しかし心臓のドキドキは止まらない。

改めて自分の状況を思い知る。

手錠を付けて法廷に入る。

両親の姿を見付けるが目を見ることが出来ない。

被告側の席につくと手錠と腰紐が外される。

裁判長の一言で裁判が始まる。

裁判の中身は後日記述予定。

そしていよいよ判決の瞬間。

「被告人を懲役4月に処す。ただし3年間、執行を猶予する。」

この瞬間、私は自由の身になった。

逮捕から24日。

ようやく訪れた自由だった。

たった24日…と思う人もいるかもしれない。

しかし、私にとってはそうではなかった。

留置所の生活は、あらゆる面で制限され監視され。

24日ぶりの外は雲って小雨が降っていた。

周りの人は暗いと感じていたかもしれない。

留置所の中の薄暗い明かりに慣れてしまった自分と違って。