昨日、大阪市で行われた「大阪都構想」の賛否を問う住民投票は、反対が賛成をわずかに1万票だけ上回り、都構想は否決されました。
7年半前の大阪府知事就任以来、常に大阪の政治の中心にいた橋下氏の引退は残念ですが、今回の住民投票は、その結果もプロセスも含め、これで良かったと感じています。
特に、「大阪都構想」という重要な政策の可否を、直接民主主義で決定したプロセスは、憲法改正など、今後の日本の政策決定にも大きな影響を与えることでしょう。
投票結果が接戦だったこともあり、テレビで放送された開票速報も盛り上がりました。
自分の住む市の将来を左右する政策を、市民自らが決めるというのは、こんなにも楽しく面白いことなのかと、改めて実感しました。
NHKの出口調査や実際の投票結果を見る限り、高齢者や大阪市南部及び湾岸部の支持が得られなかった「大阪都構想」。
個人的には、今の大阪には改革が必要と感じているため、都構想が大阪発展の起爆剤になり得るのではと期待していました。
しかし、今回の結果は大阪市民が自ら決めたことですから、従わざるを得ないというか、むしろ喜んでこの結果を受け入れたいですね。
橋下人気が根強い大阪で、都構想反対の声が賛成を上回ったという事実は、革命的な出来事だと思います。
橋下氏がいなくなった後、大阪はどうなるのか?
誰が大阪の将来を考えるのか?