悪女
あいつのついた嘘に
傷ついたわ
でも・・・
なにひとつ
問いただしはしない
その場しのぎの
嘘なら
罪は浅い
軽いのりさと笑って
ごまかせたはず
罪の深さを
知っているから
あいつはなにひとつ
弁解もせず
黙ってあたいのもとを去った
言い訳ひとつできないほど
愛されていないことが
この胸の奥深く棘のように刺さる
もう二度と誰かを信じるなんて
そんな馬鹿なことはしない
ただ寂しさ忘れたくて
騙されたふりをして生きていくのよ
ああ・・
今日も明日も
あいつの夢をみて朝目覚めて泣く
もう二度と誰かを信じるなんて
そんな馬鹿な女になりたくはない
ただ傷つきたくなくて
悪女のふりをして生きていくのよ