今夜もさらっと書いていこうと思います


日本画便りです。


今日は、「金属の箔」について


箔の成分が、金やプラチナ以外の金属は
基本的に時間の経過と共に
変色していきます

代表的なものだと、銀が変わりやすいです。


銀は繊細で、
空気中の「酸素」や「硫黄の成分」など

そういったものと化学反応しやすく

黄色くなったり(黄金色)

黒っぽくなったりします。


また、変わってしまった

銀は元に戻ることはありません。



でも、これ私は
風流だなぁって思うんですよね〜



金は経年変化しないので

古典技法では「永遠のシンボル」として
扱われますが


銀は経年変化するので

「時の流れのシンボル」
として扱われたりするんです。


永遠に変わらないものもあるけれど



時間が経ち燻銀(いぶしぎん)になって

味や良さ出てくるものもあると思うんです。


人も金色のような派手や華やかさから

銀の落ち着いたものを好きになっていく


これを侘び寂び、というのかな?



少しずつ、味が出てくる


それがとても好き






とは言っても、

急激に変色しないように
防腐剤処理をしてるので


いきなり変わらないので大丈夫🙆‍♀️ですよ