それはそれは、
モテた
本命の、ばら組のけんとくんを始め
意地悪な、りょうへいくん
甘えん坊のそうたくん
変わり者のけいくん。。。
あ、それぞれ、仮名です🙋♀️
思い出せただけで
ザッと4人出てきたな🤔
とにかく、よくモテた
モテてた時の私の心理状況はと言うと
「皆、それぞれ友達としてすき
けんとくんが一番に大好き」
けんとくん以外の男の子にも
構わないと大半の男の子は拗ねてしまう
泣きべそをかく子
構って欲しくて意地悪をする子
抱きついてくる子
なのでそれぞれの男の子に
一日一回は構いに行っていた
その中で、
意地悪をして構ってもらいたい男の子
りょうへいくん
彼は甘えたの弟がいるお兄ちゃんで
今思うと
彼はお母さんに構って貰いたいけど
素直になれない男の子だった
その矛先が私に向いたのだ
だけど、
あまりにも意地悪が過ぎるので
私は行動に出た
お昼寝の時間に手をにぎって
「好きだからって意地悪しちゃダメだよ。
りょうへいのことはすきだけど
私はけんとくんが好きなの。わかってね」
と話したのを覚えている
どこぞの良い女かと
我ながら驚く
当然のように親も、
そして幼稚園の先生も驚いていて
それを面白おかしく言いふらすのだ
「ゆうこちゃんってね
けんとくんが好きなのに
りょうへいくんの手を握って
お昼寝してたんだよ〜
浮気だよね〜
」
って
しかも当の本人の、
けんとくんに告げ口する
けんとくんは、ただ一言
「ガーン
」と言っていた
私は怒った
「違う！浮気なんかじゃない！
手を握らないと、意地悪が続いたんだもん
ばかにしないで！
わかってもらう為だもん！！」
そう言って怒った
だけど、
そんなムキになって怒る幼稚園の私は、
子犬が吠える様に似ていて
皆、笑ってた
程なくして幼稚園を卒園
私のことが好きだった男の子たちは
散り散りになって遠くの小学校に行った
会いたくても会えない
「寂しくなったら、バイクで会いに行くよ」
（ちなみにマウンテンバイクの事である）
そんな王子様の言葉を信じて
私は待つ
卒園してすぐの頃は
手紙が届いていたのに
手紙が来なくなって
郵便ポストを切なげに見る、
小学校一年生の私
私の何が悪かったのかなぁ？
先生の言う通り、
【私は浮気する奴】に見えるのかなぁ？
だから、
私は捨てられちゃったのかなぁ？
あーあ、私はけんとくんが居れば、
それだけで良かったのになぁ
他の男の子と仲良くしなければ良かったなぁ」
おそらく私は
この時に決めた
自分との約束を
今も頑なに守り続けている
続く、かも？