山姥切国広展のため、足利へ
イラストの花は、
窓の外に、菜の花が見える
現地に11時に着いて1時の入場券をゲットしました
足利散策後に
整理券の時刻に入館してから
チケット買うまでに30分待ち、
更に無料冊子を貰ってから更に30分待ちして入場。
会場は狭く、教室一部屋分ほどのスペースに、
山姥切、布袋国広、短刀国広(無銘)、
刀工の堀川国広の資料、手紙、足利の歴史などが展示
なので密度はかなりありました
無料冊子は、かなり作り込まれた冊子で実質、図録の役割をしています。
帰り際に、足利美術館の直ぐ近くの「足利学校」で打った刀、なんだとか。
日本最古の学校、というだけでは無かったようです。
布袋国広(脇差)
入ってすぐに
布袋国広がドーンと構えていました。
(国広の最前列に行くまでに順路を守りつつ伺う感じ )
刀身が、めっっっちゃ薄い。
これ使ったら折れる、金属というより雲肌麻紙より薄い(◎_◎;)っと不安になるくらい薄い
反りは僅か。
刃文は、刀の白いモヤモヤの中に濃淡がある感じ。
乱れ刃だと、白と黒が混ざった感じだけど、
国広は白モヤモヤの中に乱れ刃みたいな文様があるように見えます(私の主観)
脇差というよりも打刀くらいありそうだな(その辺日本刀は曖昧らしいけど)
布袋の彫り物は
少し丸みのある文様になってて、
「これ研がれてるな(磨りあげられてる?)」と思いました。
イボがあるらしいけど見当たらず。
柄のサインは、
カクカクしてて、線は直角、
超キッチリと入ってて、「この人絶対A型だ!」っと
布袋国広を見終わると、
その切っ先の向こうに
ドーンっと神々しく構える、
「山姥切国広」(`・∀・´)
感動して胸がいっぱいになって
思わず目をそらしました
山姥切国広
トークショーレポで知った情報↓
「刀は反りや繊細な細さから
女性によく例えられますが
山姥切国広は間違いなく男のような刀。
また、欠けは無いが斬ったことがある、戦いを知った刀だ。」
↑上の通り、刀姿が立派、太いと感じるくらい、しっかりした刀。
「カッコイイ…こんなカッコイイの見たことない」っと恋する刀構え
大事に、大事に手入れされて今がある。
布袋の時もそうだったけど、綾杉肌とかの刃文はない。(私が分からない)
合っても分からないくらい、白いモヤモヤ刃文が怪しく入ってる。
光の加減によって、妖しく揺らめく。
反りは綺麗な曲線。反りすぎず、カッコイイ感じ(`・∀・´)?
薄さが分からなかったけど、もしかしたら薄いのかも。
一番驚いたのが、切っ先。
太い、これは刺したらブスっと痛そう。
どういう事かと言うと、今まで私が観てきた刀は、
切っ先が細い、鋭利な子ばかりで
戦闘で小回り効きそう、甲冑の間にも入って刺せそうな感じ。
山姥切は、太いんだけど、なんとも言えない黄金比を感じさせる格好良さがある。
国広の最高傑作とはこのことか、と。
世界で一番美しくて、カッコイイよ!!って思ったら、泣けて仕方がなかったです。刀を見て感動して泣くとはね、思わなかったよね✌︎('ω'✌︎ )
短刀 国広
この子も薄い。細いというより体が薄い
びっくりした事に、
布袋と同じ位置に僅かな反りがありました。3本とも同時期に打たれた刀だそうです。
画風のように、刀の姿まで統一されて作り上げられてて凄い。
もっと観ていたかったけど
山姥切のインパクトが、感動が凄すぎて情報が拾えませんでした
刀工の堀川国広さんは、
後に足利から京都に上って生涯を84歳まで生きたそうです
京都は文明の源が沢山ありますね
桜、木蓮、菜の花っと春の花と
足利の花の藤、かな?
所有者の方、足利の皆さん、企画運営、関係者の全て皆さんに心から感謝します。