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こんにちは。

京都で見事な竹林を見たので、昔話をします。

幼い頃、私は田舎に住んでいて近くに「ヘビ山」という山がありました。
子供の頃は、その小さな山を一つ越えて一時間かけて病院に行くくらい田舎で
それが嫌で、風邪を引きたくなかった思い出があります。

タケノコを見つけて、一時間かけて引っこ抜いて、もう既に竹に近くてガッカリしたり、
猿やヘビが出たり、
雨露で濡れて薫る、あの香りが大好きでした。
そういえば、つくしの天ぷらもよくやったな…。

少し大きくなると、ヘビ山は私にとって、
神聖なような、秘密基地のような、不思議な場所でした。

包丁草で手足を傷だらけにしながら、
山を駆け回り、山から流れてくる空気を胸いっぱい吸うのが大好きでした。

山が奏でる、草木のざわめき、囁きが心地よかったので、
山の奥に行くとどうなるんだろうと探検しに行ったことがあります。

そうすると、ピタッと音が止まり、聞こえなくなくなりました。
先ほどまでの心地よい風の声は聞こえなくなり怖くなり半ベソになりながら走って帰りました。

京都の竹


今思えば、そこそこ危ない体験でした。
その体験から、自然と人間の間には、暗黙のボーダーラインがあると思います。
特に山の中には山岳信仰というものもたりますしね、神様の領域だと思ってます。
(よく山頂にある鳥居は山岳信仰の象徴らしいですね)

私はもしかしたら、あの時はヘビ山の神様に会っていたのかな。

なんだか、千と千尋の神隠しみたいだなぁっというのを思い出しました。(笑)