こんにちは。
今回も、
「知らぬうちに、作家やギャラリーに迷惑をかけないためのエチケット講座」
を稚拙ながら解説していきたいと思います。


これはあくまでも、
「わたくし、個人的なお願い」なので
全ての作家さんに当てはまる訳ではありません。



まず、第一に「展示会」にお越しになる方の目的は、
●作家と友人、知人、親戚
●家庭に飾る絵を探しに行く
(または、インテリアの一つとして飾る絵を探し)
●絵画鑑賞をして楽しむため
など、目的な方が多いかと思います。


そのため、作家本人も「作品」を楽しんでいただければ、幸いな訳です。
また、作品をお求めいただき、
作品を大事にしてくださる方に出会いの事のために、展示会をしています。


作家は、「作品の制作、販売」を生業にし、生活のために展示会をしています。、
作品を見て満足という「発表会」とは違うスタンスで行っています。


そのため、発表会では、
お花やお菓子などは喜ばれますが、
展示会では好まれる事は多くはありません。


例えば、
知り合いの「バレエ」の公演では、
お花のブーケを持って行くことがエチケットのように、

展示会では逆に、
「手ぶらで行くのがエチケット」なのです。



具体的な例を挙げますと、

●作家や画廊、ギャラリー宛に、
お花やお菓子の差し入れはNGです。

理由→会場によっては、お花を置く場所がない小さな画廊もあります。
また、休憩室、控室のない会場もあります。

これが結構の問題でして、
一週間で100人知り合いが来て、
100人全員が差し入れをくださいますと、

想像以上の量のお菓子を頂き、消費が出来ないことが多々あります。

都内のグループ展だと更に、倍の量になり本当に困ってしまいます。(食べ物を粗末にしたくないのです)

お菓子を食品、栄養ドリンクに変えても同じ事です。
こちらとしては、
お気持ちだけで充分です。
手ぶらでお願い致します。

会場にお手紙を送付することも同じです。
受け取り手が必ずしも作家とは限らないからです
そのため、展示会に何か差し入れが必要か、気になる場合は
サプライズはいらないので、
一度、画廊にご相談ください。

また、不用意に会場に長居もご遠慮ください。



同じような問題で、
私たち主催者側が、お越しいただく方に全員に
お茶とお茶菓子を出す、暗黙のルールも無くした方がいいと思います。
休憩所ではなく、あくまでも仕事場だからです。
そこから、お互いの勘違いが始まったのではないかなっと今では思います。



最後になりますが、
エチケット講座を最後まで読んでくださり、有難うございました。



2019.2 追記
ケプリ夫人の漫画が良い例なので
是非、ご一読を!
お金で作品を買ってくれるのが一番!