【ガソリン税】
ガソリン価格の具体的内訳(例:ガソリン価格170円/Lの場合)
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ガソリン本体価格:約98円
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ガソリン税(揮発油税+地方揮発油税+暫定税率):約53.8円
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石油税(石油石炭税+温暖化対策税):約2.8円
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消費税:約15〜16円(本体価格+各種税金合計に対し10%)
税金割合の算出
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1リットル170円=本体98円+税金72円→税金占有率:約42%
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1リットル180円の場合、税金の合計73円→占有率約41%
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税金部分には「二重課税」となる消費税も含まれています(ガソリン本体+ガソリン税+石油税の合計に消費税10%が課税される)
まとめ
ガソリン価格全体の約4割を税金(ガソリン税・石油税・消費税)が占めており、残りが本体価格となっています。これが家計や事業活動のコストに大きく影響します。
【酒税】
酒税とは、酒類に課される国税で、日本では種類ごとに異なる税率で課税されています。
酒税の概要
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日本の酒税は酒類の種類(ビール、日本酒、ワイン、発泡酒、第三のビール(新ジャンル)、チューハイなど)によって税率が異なります。
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2025年時点では、ビールの酒税は1リットルあたり約155円(350ml缶なら約54円)に設定されており、これは価格の約1/4にあたります。
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発泡酒や第三のビール(新ジャンル)はビールより低い税率が適用され、発泡酒(麦芽比率25%以上)は約134円/L、第三のビールは約81円/Lの税率です。
2026年の酒税法改正
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2026年10月に、ビール・発泡酒・第三のビールの税率が一本化され、350ml換算で約54.25円/本になります。
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これにより、現在のような税率差による価格差が解消され、酒類の税負担が均一化されます。