原宿に「ゴディバ」限定ラボ カレーライスに着想得たチョコドリンクなど

 ベルギーのチョコレートメーカー「ゴディバ(GODIVA)」の期間限定店舗「ゴディバ ラボラトリー 原宿」(渋谷区神宮前4、TEL 03-6447-0779)が8月19日、原宿・明治通りにオープンした。

 同所には昨年7月、ゴディバのチョコレートを使ったスイーツなどを販売する「GODIVA dessert(ゴディバ デザート)」の旗艦店「GODIVA dessert Harajuku」が出店。トレンドが集まり「感度の高い人が多く訪れる」原宿で、ブランドの「可能性を楽しんでいただく」ラボとして、今回「ゴディバ ラボラトリー」をオープンした。エグゼクティブシェフ・ショコラティエのヤニック・シュヴォローさんの「クリエーティビティー」を体験できる店として、店舗限定のメニューなどを展開する。店舗面積は23.14坪。店内に5席を用意する。

 店舗では、ブドウにレモンやベリー、スパイスを加えホワイトチョコレートを合わせる「サングリア」(レギュラー830円)などのショコリキサー(フローズンドリンク)を提供。カレーライスを着想源に、カレースパイスやミルクチョコレートを合わせてライスパフ入りのチョコレートをトッピングするなどした「チョコレートカリー ショコリキサー」、石臼でひいた宇治抹茶のショコリキサーとストロベリークリームを混ぜてダークチョコレートでコーティングしたストロベリーをトッピングする「宇治抹茶ストロベリー ショコリキサー」など4種類(各1,200円)を同店限定で扱う。9月にはソフトクリームも提供する予定。

 営業時間は10時~20時。年内展開予定(以降は未定)。

 

四谷・荒木町にウニラーメン店「ウニラ」 ウニ料理専門店が出店

 ウニラーメン専門店「uniRA(ウニラ)」(新宿区荒木町)が荒木町にオープンして、8月6日で2カ月がたった。店舗面積は15坪。席数は、カウンター=8席、テーブル=12席。経営は辻田ファーム。

 同社は、2016(平成28)年にウニ専門レストラン「unico-co(ウニココ)」をオープンして以来、「ウニバル ウニココのトナリ」などウニに特化した店を構えてきた。料理人で、ソムリエでもある社長の辻田啓伸(ひろのぶ)さんは「ほかにはないウニの専門店を開きたいと思い、これまで店を構えてきた。私自身は、イタリアンに携わる前にラーメン店での修業経験もあり、いつかラーメンを作りたいと考えていた。10年にわたるウニのノウハウを、国民食でもあり大好きなラーメンに落とし込むことができた。念願かない、うれしさもひとしお」と話す。

 「ウニラーメン」(1,100円~)は、バフンウニなど数種類のウニを加え、魚介類でだしを取ったスープが特徴だという。「ウニ自体が濃厚でうまみが強いので、余計な手は加えない。ラーメンの他の要素と組み合わせ、くどくならないバランスを追求した。試行錯誤の上、ウニのうまみをしっかりと感じられながらも、食べ進みやすく飽きの来ないラーメンが完成した。スープとよく絡むよう、極太のちぢれ麺を使う」とも。

 ウニは追加メニューを用意し、季節によって全国各地から仕入れるという。白ご飯もサービスする。「ラーメンにウニをさらに加えたり、ウニ丼にしたり、全てラーメンに入れて食べたりと、好きな食べ方で味わってもらいたい」とも。

 今後は客の反応を見ながらメニューを増やす予定。現在はトウモロコシを使った夏季限定の冷やしラーメン「ウニラーメン イエロー」(1,200円)も用意する。「ウニには無限大の可能性がある。お客さまの意見や反応ありきなので、これからもラーメンを研究し続けたい。老若男女問わず気軽に足を運んでいただき、他にはないラーメンを楽しんでもらえれば」と意気込む。

 営業時間は11時30分~14時30分。月曜・火曜定休。

 

 

渋谷アクシュにオーストラリア発ロースター「Single O」テイクアウト店

 オーストラリア・シドニー発ロースター「Single O」のテイクアウト専門のコーヒースタンド「Single O Shibuya(シングル オー シブヤ)」(TEL 03-6684-7659)が8月8日、渋谷駅近くの商業施設「Shibuya AXSH(渋谷アクシュ)」(渋谷区渋谷2)にオープンした。経営はSINGLE ORIGIN(墨田区)。

客がセルフでコーヒーを入れるタップ

 2003年に「コーヒー愛好家」の夫婦がオープンしたカフェ・焙煎(ばいせん)所としてスタートしたSingle Oは、当初からシングルオリジンコーヒーに着目し、専属のコーヒーバイヤーが農園から独自ルートで仕入れた生豆と、スペシャルティコーヒーの特徴である産地ごとの特性を伝える活動を行っている。海外1号店として2014(平成26)年に両国に「Single O Japan」を出店した。

 国内3店舗目となる渋谷の店舗は、国内の既存店と異なるテイクアウト専門店として出店。シドニーの建築・インテリアデザイン事務所「Luchetti Krelle」が手がけた内装はブランドのルーツを表現。シドニー在住の日本人アーティストYOSHIDA KENTAROさんによる、店頭上部のアートワーク「In A we of Coffee」は、コーヒーの成長から収穫、加工、焙煎、抽出までの過程を表現している。

 来店客がセルフでコーヒーを入れることができる「Freepour-Coffee-On-Taシステム」を導入。シングルオリジンやコールドドリンクなどの「タップコーヒー」(500円)を10秒程度で提供。エスプレッソ(500円~)、アイスラテ(650円)、抹茶ラテ(800円)などのドリンクも用意する。

 フードは、日本の食文化とオーストラリアのカフェ文化を融合させたメニューを用意。日本の卵サラダとオーストラリアのベーコン&エッグロールを組み合わせた「TOKYO BAE ROLL」(1,350円)、都立明治公園内などに店舗を構えるベーカリー「Paket」のサワードウに沖縄の自家製ハム・ソーセージ「TESIO」のハム、チェダーチーズ、カレートマトソースなどを挟む「Ham It Up Toastie」(1,300円)、ディカフェコーヒーを使ったキャラメリゼナッツなどが入る自家製グラノーラとコールスローの「グラノーラスロー」(1,250円)など。

 同店では使い捨て容器の使用を減らしリユースカップ使用率50%を目指している。タンブラーなどの持参を推奨するほか、店舗に面した広場など店先で飲む人には無料の陶器カップで提供。使い捨てカップ希望者は追加料金30円がかかる。

 営業時間は8時~19時(土曜・日曜・祝日は9時~)。