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何もない明日

朗読人の独り言

「春にみつけたちいさな私」




振り返ってみれば
51回目
覚えていない春と
忘れられない春
やわらかなひざし
舞い落ちる花びら
雨に揺れる水面
流れゆく花筏
出会い別れて
今年で51回目




覚えていない春にも
ひざしはやわらかく
目覚めの雨に誘われて
花は咲き、散っただろう
忘れられない春は
少しずつ降り積もり
いつかの自分を
優しく包み込む




振り返ったそこから
見つめてみる未来
51回目の春に
前を向く自分の
背中を押すのは
覚えていない春の
ちいさなちいさな
私自身だ




2025/4/18(金)
「ちいさい春みつけた」
@Acoustic House おとなり
六組中五番手、25分間のステージの中で朗読

~セットリスト~
1 あの日青空に落としたもの
2 赤い花 青い傘
3 いちごシロップ
(チャイム音)
4 雲の上のメロディ
5 青い空
6 花と鉱石
7 「春にみつけたちいさな私」
8 地球が何回か廻った日
「本日の五番手、笹田美紀でした。ありがとうございました。」
9 選択肢のその先
「ありがとうございました。(トリの演者の呼び込み)」




以上

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「二月一日」




2025年の一月が終わり
今日から二月の始まり
冬から少しずつ
春へと向かってゆく
始まって終わって
また始まって
その繰り返しの中




ここにいる自分も
また始まるんだろうか
年が明けるように
月が変わるように
月が満ちた後
また欠けてゆくように
太陽が昇るように
いつか蒔いた種が




気付かぬうちに芽吹き
花開くように
始まって終わって
いつか枯れるまで




今日から二月の始まり
冬から少しずつ
春へと向かってゆく
そうしてわたしたちも




また始めよう
ここから




2025/2/1(土)
「BORDERLESS!~おとなり10周年に向かって」
@Acoustic House おとなり
七組中七番手、25分間のステージの中で朗読

~セットリスト~
1 どうしても
2 青い空
「長丁場お疲れ様です、笹田美紀と言います。
あと少しお付き合いの程、よろしくお願い致します。」
(風邪についての小話の後、3へ)
3 咳ひとつ
4 カナリア
5 ひだまり
6 はじまりの歌
7 「二月一日」
8 選択肢のその先
(「わたしたちは」の伴奏を弾きながら出演者の紹介)
「そして笹田美紀でお届けしました
BORDERLESS!~おとなり10周年に向かって、
またここから、始めましょう。」




以上

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

去年もそんなにはライブしなかったような気がするけど、
今年はひょっとすると去年よりも少ないのかもしれない。
決定している10月までで数えると11本。
11月と12月はお誘いが無いので、これにて終了かもしれない。




その場合はその場合でオープンマイクに行ったり
ただひたすら練習したり編曲したりするのだろう。
昔、打ち込みで作ったデモテープの中に
何曲か弾き語りで演ってみたい曲がある。
これまでも昔の曲は復活させて来たけれど
一度数トラックを使用してがっつり完成させた曲を
ピアノ弾き語り用に編曲するのは本当に難しくて
めちゃくちゃ時間が掛かるのだ、才能が無いからだろうけど。
それに加えて自分の場合は技術力も無いからなのだろう。
簡単な事しか出来ない中でどう形作るのか。
どう響かせるのか。
どう響かせないのか。




そう、不協和音が好きなので「響かせない」もある。
残留させる、みたいな。
煮凝り、みたいな。
ちょっと何を言っているのか分からないかもしれない。
その場合はその場合で正直に言ってください。