赤と黒、どっち?そっちの針じゃない | 何もない明日

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朗読人の独り言

 

 

 

そんな訳で
7月17日(日)は笹田美紀企画「偽善者だらけの国で」でした。



全三組、四人での開催。
ともちゃん9さいのポエムの朗読からスタート。
本人はこの世には呼べないので私が代わりに読んだ。
ありがとう、ともちゃん。
やっぱり大好きな詩です。



一番手はmizukiさん&うろうろさん。
去年の8月の音楽祭で出会った二人のバイオリニスト。
mizukiさんはその主催者で、うろうろさんは共演者でした。
その演奏力、表現力は、普段身近でバイオリン演奏を
聴く機会が無い私にも、ビンビン伝わった。
ライブバーにバイオリンの音色が響き渡ったら最高だろうなあ、と
想像していた以上のショーケースでした。
時事ネタ、ユーモア、小道具、盛沢山。
そうそう、こういうの待ってた!
笑いで吹っ飛ばす!
って大好きな感じ。
面白Tシャツ含めて最の高でした。



で、
この後、笹田の朗読とmizukiさんのバイオリン演奏のコラボ。
事前にお渡ししていた「ウォーターメロン」に
懐かしい音を束ねて、プレゼントして下さった。
初めて聴くのに「懐かしい」、不思議な感覚。
紙の上の文字が、生き返った瞬間でした。



二番手はみんな大好き吉原悲劇ちゃん。
真っ赤なRutoのステージに、黒い衣装と
シールやステッカーだらけのギターがとっても映えていた。
去年の10月、私の自主企画「人間のまま生きて死ぬ」を
観に来てくれた悲劇ちゃんに、今度は出演して頂いた。
何が好きって私は悲劇ちゃんのテンションが好き。
ステージの下でも上でも変わらない。
職場でも変わらないらしい。
MCも歌もポエムも面白いんだけど、
なんか泣ける。
笑いながら泣いちゃう。
そんな悲劇ちゃん、日曜も最高でした。



で、最後は笹田美紀でした。
ビーフストロガノフはロシア、
ボルシチはウクライナ発祥の料理らしいです。
所説あるみたいだけど。
顔の無い生き物と人間の向かう先。
自分で選んできたし、それぞれが選ぶのだ。
最悪の物語。
それでも世界は終わらない。
無様でも生きて行く。
そんなステージでした。



ご出演、ご来場、ありがとうございました。
ルートの関口さんも、ありがとうございました。
会いたい人に会えて、音や言葉に包まれて。
開催して良かった。
みんなに会えて、
良かったです。