<鉛筆ドラマ「鉛人(エンジン)」第四話~秘密~>
「最近、カラフルに色をぬりたくったヤツ増えて
気にくわねえなぁ」
「まぁ、そう言うなって。ワシも若いころは、
いきがってイレズミを彫ったもんじゃ」
「え!?あんたイレズミを彫ったことがあるのか?」
「ああ、あるとも。今でもくっきりと背中に…」(くるん)
「ホラ!」
「って、名前じゃねえかっ!持ち主の!」
つづく
<今日の人物紹介>
「かじいさん」:昔、持ち主の「マサオ」にかじられ、ボロボロになった老鉛筆。
悲しみが多いだけ、人にはやさしくできる。