ふかききりまとう

2025年の七十二候の蒙霧升降（ふかききりまとう）は
8月18日から22日までです。

豪霧とは、もうもうと立ちこめる濃い霧のことを言います。
霧自体は季節を問わずに発生はしています。

霧は地面に近い空気が冷やされ水蒸気が凝結することで
とても細やかな水滴となって空気中に浮かんでいる状態です。

日本は年間を通して霧が多いとはいえ、日本の霧は全体でみると
ここ数十年は急速に減少しているそうです。

ヒートアイランド現象で乾燥が進み、気温が下がりにくくなっていること。
緑地の減少。雨が地中に浸透されないことなどが霧の減少の原因と言われています。

因みに春の霧のみ「霞（かすみ）」と言うそうです。
春の霞は夕方に多く、秋の霧は朝に多いと言われているそうですが
山間部ではそうとも限らないそうで地域によって違いがあるようです。

笹部あらた