今日は仙台方面に用事がありました。
その用事が済んだ後、仙台農業園芸センターの方に足を運びました。
震災の2日前の記事 でも書きましたが、仙台農業園芸センターは家族で遊びに行ける場所として貴重な施設でした。
農業園芸センターは仙台市若林区にあります。
ニュースでも仙台市若林区が津波で甚大な被害ということは何度も報じられていました。
ただ、若林区と言っても広いです。
ニュースでは”若林区”としか報じられないので、若林区のどの辺りまで津波はきたんだろうか?
やはり詳しくは分からないものです。
それで今日用事を終えた後、恐る恐る向かいました。
向かう途中、そこはやはりニュースを見ただけでは伝わらない、言葉にならない光景がありました。
これがあの見慣れた田んぼなのかと、信じられませんでした。
真っ白、
砂なのか、海水の塩なのか・・・、
そして、流されてきたおびただしい木々の数。
数にも驚いたのですが、その流されてきた場所、距離も信じられないというか。
ニュースで、津波は海岸から内陸へ何キロ、と数字を聞いていても、
実際にその場所に来ると、こんなところまで津波はきたのかと、
改めて、その恐ろしさを思いました。
奥に見える大きな建物が農業園芸センターです。
手前の田んぼでは、がれきの撤去が行われています。
田んぼの中には、撤去されていない、津波で流された車がまだ何台もありました。
やはり津波はここまで来ていたのでは?と思いました。
地面は乾いたヘドロ、あるいは泥に覆われていました。
園芸センターのほぼ向かいにある建物の周りにあるフェンスが全部倒れていました。
それだけ見ても、津波の勢いと爪あとをみる思いです。
ちび太とここに遊びに来たのが、震災の約1週間前。
震災前と、震災後。
なにもかもがあまりにも大きく変わってしまったことを改めて感じました。
園芸センターが元通りになるその日まで、そしてその日がきたらまた
家族で遊びに行けるよう、私も1日1日大切にしながら頑張ろうと改めて思いました。
(アタマッチ)