クワイエットルームにようこそ | こぶたのしっぽ

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クワイエットルームにようこそ 特別版 (初回限定生産2枚組)
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フリーライターの佐倉明日香は目覚めたら真っ白な部屋で手足を高速されていた。


そこは、閉鎖病棟のなかでもやっかいな患者が入れられる”クワイエットルーム”だった。


一体何故?


彼女は閉鎖病棟から出ることは出来るのか?


面白かったです。


面白いの一言では片付けられない、深いものがありました。


閉鎖病棟の中で繰り広げられる話ですが、暗くならず、ところどころに笑えるシーンが入ってくるので、全編通してあまり重苦しい空気にならずに見れるのがすごいです。


病院内はいろんな人がいて、人間関係もそうですが、入院してる人の過去や事情を知ると、悲しくなったり、切なくなったりするのですが、その中で、内田有紀演じるヒロインが自分の過去と向き合い、それを乗り越えていく姿は、結構感動させられました。


途中、病院から出るのは無理なんじゃないか?と、見てるこっちも思ったりもしたのですが、そこから抜けて希望を見せてくれるラストは、すごく清々しく見えました。


脇を固める役者もスゴイもので、とくに大竹しのぶはやはりすごい女優なんだなと、改めて実感。


その演技と存在感、ある意味恐かったです。


あと、蒼井優も。


最初に出てきた時、ゾクッとしました。


一時期、すんごい痩せたので心配していたのですが、この映画が公開されたときに、この作品の役作りのために痩せてたと知って、驚いたと同時に、蒼井優の女優という仕事に対する姿勢を見たような気がしました。