私にはおじいちゃんが一人います。
85歳になってから、急に元気がなくなってしまって・・・
歩くのもゆっくりで、すぐしんどくなって、大好きなお酒も飲めなくなって、食欲もなくなって・・・
私に出来る事は、月に何度か車で病院に連れてく位です
「何かしてあげたいなー」と思ってた頃・・・
新聞記事の端っこに、「戦争恩給欠格者の皆さんへ」・・・と。
戦争に行ったのに、従事していた年数が足りなかったり、シベリアなどへ強制連行されてない人たちを対象にしたものでした。
おじいちゃんも2年近く、国外で戦争の経験があります。
それに対して、何事もなかったかの様に時間は過ぎて今に至るのです。
「これだっ」
国の為だと思って、戦争をしなければいけなかった人たちに、国は感謝状と銀杯、時計、旅行券を贈呈してくれるとの事。
「当たり前」だった出来事に、「当たり前じゃなかった」証をあげたかったのです。
申請はすぐに出来ました。
本来ならば、国から直接送ってきて欲しいものです。
たまたま端っこの記事まで読んだから気付いたものの、お年寄り一人じゃ解りにくいだろし、手続きにも安易に行けないでしょう。
せっかくのいい話です。
もっともっと、広く知れ渡って欲しいんです。
だから、周りに資格のある方がいたら教えてあげて下さいね
・・・市役所に行った私に、おじいちゃんはお駄賃をくれました・・・
29歳でもらっていいんやろうか・・・