の続き。
☆
「とにかく18時までには来てください!」
現地でセキセイの大群を見つけてくれたO君からの指令により、ケアンズの空港から必要最低限の休憩しか取らず、
10時間くらい走り続けて、なんとか夕方には無事に宿泊先のモーテルに到着!!
早速、とりあえず先にチェックインしよう。ということになったが、
なんとモーテルのお庭を取り囲む柵がセキセイインコだらけである!!

なんじゃこりゃぁあー!!最高じゃないか!!
“とりあえず先にチェックインしよう”という言葉は完全に忘れて、もうセキセイに夢中。
これだけでもう、はるばるオーストラリアの最果てのような村まで来た甲斐がある。
この旅行が決まってから、セキセイの大群が見れるか見れないかは別にして、
何よりもまず大事なことは、“無事に旅立つ”ということだった。
無事に旅立てなければ、話にならん。
たとえセキセイの大群が居ても、行かなければ見れへんねんもん。
だから世間でも職場でも大流行中だったインフルエンザにだけは絶対になりたくない!と、
普段から中毒的に飲んでる緑茶をはじめ、紅茶に黒糖生姜を入れて飲んだり、R-1という乳酸菌飲料など、
インフルエンザの予防に効果あり。と言われてるものは、医学的根拠があるのかないのかわからんでも、
おまじないのような気持ちで飲み続けた。
マヌカハニーを舐め、
えずいて涙がちょちょ切れる程、念入りにうがいをし続けた。
通勤途中に交通事故に遭わないように、慎重に自転車こいで職場へ通った。
無事に旅立てるように。留守中の愛鳥が元気でいるように。神様と御先祖様に祈った。
その甲斐あってか、なかったのか?は謎だが、とにかく無事に旅立てた。
そしてこんなに素敵なセキセイパラダイスモーテルまでたどり着いたのだ!
よく見ると、みんな暑すぎて、ワキワキ状態!なんてかわいいんだ!!

こんなパラダイスなモーテルがあるなんて!
行き先と宿泊先を変更すると聞いたのは、もう旅立つ直前。行く場所とモーテルの名前を聞いたのはもう出国直前。
なんの予備知識もなく、どんなところかもまったくわからないまま。
まるでミステリーツアーに参加するみたいな状態でここまで来たけど、最高じゃないか!
いつ来てもこんなセキセイパラダイス状態なら、私は毎年ここに来たい!!と意気込んでOさんに聞いてみた。
でもOさんによれば、いつ来てもこうだとは限らないらしい。やっぱそうよね。。。野生やもんな。
よく見ると、セキセイたちに交じってモリツバメも。

さらによく見ると、柵の上だけじゃなくて、まわりの木もセキセイだらけということに気がついた。マジすげー。


ここでもやっぱりセキセイたちのお目当ては、お庭に撒かれているスプリンクラーのお水だった。

とってもうれしそうに水浴びを楽しむセキセイさんたちなのでした。

スプリンクラーで水浴びする野生のセキセイインコ

セキセイたちに夢中になっている間に、インコカメラマンのO君と合流し8年ぶりの再会!
なんか前よりずいぶんたくましくなったな。
O君は満面の笑みを浮かべながら、「見てください!」とデジカメで撮った写真を液晶画面に出してくれた。
そこに写っていたものは、巨大な緑の塊。
そう。
野生のセキセイインコの大群なのであった!!
つづく・・・