オーストラリア内陸の町、アリススプリングスのとある水場。
水鳥たちがたくさんいました。
いろんな水鳥さんたちがいた中で、いちばん特徴的やったのは、
アカガシラソリハシセイタカシギ(Red-necked Avocet)
早口言葉か魔法の呪文みたいで舌噛みそうな名前やけど、
“赤い頭で反り返ったクチバシの背が高いシギ”。
見た目の特徴を全部名前に組み込まれた鳥さんですね。
漢字やと“赤頭反嘴背高鴫”。
なんかもう漢字の見た目が故事成語みたい
シギ・チドリの類いは似たような種が多くて、全然覚えられへんけど、
このシギは一度見たら忘れられない。
この特徴的な細くて反り返ったクチバシ!!
浅瀬でこの細長くて反り返ったクチバシを左右に振って餌を採るらしい。
すごく不便そうに見えるけど、都合よく進化した結果がこのクチバシなんやんな・・・
私の体にこんな細長くて反り返ったクチバシがついてたら、持て余して
毎日いろんなところにぶつかったり、引っかかったりして、すぐにクチバシ折れそう・・・
シンクロ。
ソリハシセイタカシギの仲間は世界に4種類いるけど、
アカガシラソリハシセイタカシギはオーストラリアの固有種。
バーダーには結構人気ある鳥みたい。
アカガシラじゃない、白黒のソリハシセイタカシギは稀に日本にも飛んでくるらしいけど、
相当レアで、私はもちろん見たことないです。