ふっと初めて受精卵を移植した時のことを思い出しました。



タイミングでも人工授精でも妊娠に至らず、途方に暮れており体外受精に進みました。
体外受精は良くも悪くも、どこで問題が起きてるのかがわかるのだと説明を受けました。
なぜできないのか知りたかったので、体外受精をすることに迷いはありませんでした。




採卵後は受精卵が育つのか、とてもハラハラしました。勉強がとても苦手な私ですが、分割については一度の説明で覚えてしまいました。
たくさんたくさん書き込みました。



胚盤胞まで育ち、移植した日。
妊婦さんの仲間入りができた気がして、ほっこり嬉しくなったのを覚えています。
今日から私はママ(仮)なのだから、気をつけて生活しなくてはと。やっと自然妊娠の方々と同じ土俵にたてた気がして…
誇らしくもありました。



でも陽性判定がでるまでには時間がかかりました。投薬や注射やそれに伴う体調不良からか、陰性判定が出るたびに病みました。
お金も体力も精神もマイナスにしかなりません。
趣味も仕事もなく、気を紛らわすことができなかったです。



人生で一番辛い時期でした。
受け身の治療でした。妊婦さんや赤ちゃんを見るたび泣きそうになりました。虐待のニュースを見るたび虫唾が走りました。
なんで不公平なことがおきるのかと思いました。



もうやめたいとおもった5回目の移植で陽性判定がでました。
とてもとても長い治療だった気がします。




私にとって精神的に成長した期間でした。




治療をするならお早めに。
検査だけでも、メンテナンスだと思って受けて欲しい。ただの婦人科ではなく、不妊を扱ってる病院に行ってほしい。不妊治療の知識がない婦人科もあります。






そして何より保険使えるようにしてほしい。
チャンスください。


少しでも明るい気持ちになるよう、上野動物園のゴリラを貼っておきます。


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