カイロ②世界遺産イスラム地区のガーマ

 

カイロに到着した日の午後からの半日しかイスラム地区をまわる時間がない。ガイドブックにはたくさん見所のガーマ(モスク)が紹介されている。

 

少なくとも大きいところは時間がある限り見ておきたい。

カイロのイスラム地区にはガイドブックに載ってる以外にもたくさん歴史的な雰囲気のあるガーマがたくさん見られた。その数は600にもなるとこのと。またイスラム地区は観光ポイントを回る以外に庶民的な雰囲気のあるゾーンでただ散歩しているだけでも日本では味わえない異国情緒の雰囲気を楽しめるので、1日くらいかけて歩きたいところだ。

 

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左:ガーマ・ムハマド・アリ

右:シタデル地区はエジプトの小学生から高校生くらまで学校からの団体が多かった

シタデル地区

シタデル地区はシタデルという城塞がありその中に、軍事博物館などがあるが是非見ておきたいのがガーマ・ムハンマド・アリである。

ガーマ・ムハマド・アリ(入場料50£E)

カイロの高台に立つシンボル的ガーマであり、海外からの旅行者以外にも地元の学生エジプシャンたちも学校から団体で観光にきていた。

地元の学生たちにとって日本人というか、外人が珍しいのか、みんな恥かしそうな感じもありながら、HELLOって言ってみたりしくてる。目が合うと笑顔、HELLOと返事を返すととっても嬉しそうに喜んでくれる。

イスタンブールの地下神殿などの観光地でも地元学生たちに珍しい感じで見られて一緒に写真撮ってほしい!みたい感じなことがあったので、そのときとかぶった。

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ガーマ内部の回廊

 

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ガーマ内部の素晴らしいシャンデリアとランプ

建物の内部のランプやシャンデリアも他のガーマでは見れない見事なもの。トルコのブルーモスクの内部の光景が蘇ってきた。後でガイドブック見たら、このガーマはイスタンブールのガーマに似せて作ったとあった。

ガーマの外の高台からはカイロの全景を見渡せ、晴れた日はギザのピラミッドのシルエットまで見えるとある。しかしこの日は残念ながら曇りで見えない。スモッグがすごいし、晴れてても本当に見えるのかな?

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ムハマド・アリの前のテラスからカイロの町を見渡せるがスモッグで遠くは見えにくい

ガーマ・アフマド・イブン・トゥールーン

カイロに現存する最古のガーマとガイドブックにあるので見に行くことにした。879年に建てられたそう。

ここはそれほど海外からも国内からも観光客がいない。ガーマ内部はとても静かでカイロの喧騒はうそのようである。

ここではミナレットに登れる。ミナレットなのでガーマ・ムハンマド・アリとちがって360℃カイロの全景を見ることができる。高所恐怖症の人は怖いかもしれないがミナレットからの眺めていると、乱立している建築物も真新しいものはなくほとんどが古びていて味がある。マンションと呼んでいいのか分からないが集合住宅の屋上で羊やヤギを飼っているもの発見した。

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ガーマ内部は静寂という言葉が似合う

 

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ミナレットからの全景を4方向で載せてみた

遠くの高台に見えるのがシタデル地区のガーマ・ムハマド・アリである

 

ガーマ・スルタン・ハサンとガーマ・リファーイー(入場料各30£E)

 

この2つのガーマは隣接してある。

スルタン・ハサンは世界最大級のイスラム建築といわれるだけあり、巨大すぎてとても全貌を画像におさめられない。全体を撮りたくても交通に邪魔されて無理だったので部分部分でしか撮ってない。ガーマの内部は広々としており歴史を感じさせ、また一番奥にある部屋では蜂の巣が段々になったようなイスラム様式のドーム型の天井も見ごたえがあった。
お祈り時に来てしまったので入るまで15分ほど待っていた。

 

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左:扉の模様も好みである。

右:ガーマ内部の中庭で足を洗い清める

 

ガーマ・リファーイーにもせっかくだから入っておいた。いきなり緑の電飾でちょっとクリスマスっぽくて違和感あった。こちらは最後のイラン革命直前の最後のシャーが眠る墓があるとされてるが、歴史に弱い私にはシャーが誰か分かっていない。ガーマはまだ新しいようで外観より内部をみているとそれは感じた。

 

 

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左:緑の電飾だが、クリスマスみたいにチカチカしてるランプもあった

右:天井は模様も細かくてきれいだった

ブルーモスク(ガーマ・アズラク)

建物内に入ると、観光客は誰もいないが、一人の案内人登場、英語で頑張って説明してくる、こっちに来いと扉をあけてタイルを見せてくれる。ブルーのタイルを写真撮ってると、二人で一緒にとってあげると言って来る。ここは入場料いらないし、この人しかいないのかも。仕方ない、バクシーシあとで渡そうと決めて、彼の説明をきくことにした。

世界にはブルーモスクが3つあるそう。トルコのイスタンブール、イランのエスファハーン、そしてここエジプトのブルーもすくだそう。

そしてミナレットに登れるよと、案内してくれた。ミナレットは狭い一人しかとおれない、急な螺旋階段が続く。時々真っ暗闇で足元が全く見えない。案内人と我々とみんな手をつないでなんとか上まで到着した。ここからも360℃町の全景が見える。ここからは地震により崩壊した建物が放置されてるのも生々しく残っているのが見えた。もうだいぶ日も暮れ始めている。もっと早い時間に来たほうがよいだろう、そして懐中電灯を持ってきた方がいい。

最後にバクシーシ10£Eを渡す。案内人のおじさんはちょっと不満げ、あと5£E追加でわたしたらだいぶ喜んでいた。他のガーマのように入場料いらなかったし、けっこう説明してくれたのとミナレットにも登れたということで二人で15£Eならこちらも満足である。

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左:ブルーのタイルはトルコから運ばれてきたそうだ


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ブルーモスクのミナレットにも登ってカイロの全景を見ることができる

 

ズウェーラ門(入場料16£E)

 

ズウェーラ門は1092年に建てられ、処刑された人の首がつるされていたそうだ。このズウェーラ門付近はスークのような雰囲気がある。もうだいぶ日も落ちてきて本日イスラム地区の観光名所で見ることができるはここが最後だろう・・・。ズウェーラ門は17時には閉まってしまう。閉まる15分前に入場した。急ぎ足で上に上っていた。2本のミナレットが建つ。どっちでもいいからミナレットに登ってしまえ!と急いでのぼった。最上までいったら、足の踏み場がはしごみたいになっててちょっとスリリング。ここからも360℃見渡せるので、晴れた明るい時間にきたかった。

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左:ズウェーラー門全景

右:ズウェーラー門の上から見たガーマ・ムアイヤド・イッシェイフはるばんびーののブログ-islamz15 はるばんびーののブログ-islamz13

左右2本のミナレットを1本ずつ撮ってみた

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ズウェーラー門からの景色。閉館間際の薄暗い時間に撮った。


最終日もし時間があればまだ見てないイスラム地区を見ようと思い、ハーン・ハリーリに向かう。

ハーン・ハリーリもゆっくり見たいが今日は夕食だけを食べて、明日のピラミッドツアーをどこかで申し込まないといけなかった。つづく・・・