グァテマラ生活⑫治安とバス事情

 

グァテマラの治安とついでに、独特だったグァテマラバスについても紹介

マレロス

これはガイドブックには載ってないので、地元の人に教えてもらうまで全く知らなかった。

「マレロス」と呼ばれる人たちがいる。

ほとんどが親なしの子供たちまたはマレロスの子で、窃盗、殺人、銃や麻薬、売春などなど・・・犯罪に関連することたくさんやってる。

 

マレロスの特徴は若くて、刺青が入ってたり、女性だと赤いスカートをはいてるらしい。

 

マレロスに脅されて、お金を払えといわれて毎月お金を払っていた個人経営者があるとき、とうとう断ったら即効銃で殺されたとか言ってたよ。

マレロス同士の抗争もあるらしい。子供どうして殺し合い。。。売春やらで若いうちに女の子は子供を生んでまた、その子もマレロスになるから、マレロスはいなくならない。

 

「ギャング」みたいなもの?って聞いたら、それはまた別で大人のもっと怖いやつらでお金ももっと持ってるし、呼び名はちょっと忘れてしまったが別に存在するらしい。

 

もっと怖いって言われてもマレロスだけで十分怖いよ。

私にとっては映画の世界「CITY OF GOD」だ。あの映画見てブラジルが怖くなってしまった、、、でもいつかサンバ見に行きたい。マレロスみたいな存在は中南米なら呼び名は違っても似たようなのがいるはずって地元の人が言ってた。

 

 

 

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左:バス乗り場

右:バスコレ


滞在中のマレロス事件の影響

ベリーズのビザを申請しにグァテマラシティーに行きたかったが、数日前から全面的にバスが停止だった。理由を聞いたら、バスの運転手と助手(お金を集める人)がマレロスに逆らって殺されたからとのこと。

それでバスの運転手たちが怖がって1週間ほど運休するって言ってた。実際バスは全く動いてなくていつもクラクションがうるさいバス乗り場も静まり返っていた。

シティーへはバンみたいな代替バスみたいなのが出てたけど、ダイレクトにシティーに行かないので乗り継ぎが大変だった。

 

アンティグアの治安

 

マレロスの話を聞いてから、赤いスカートとかはいてる少女とかいるかなぁって気にしていたが、見ることはなかった。アンティグア中心部は店が開いてるような時間帯なら安全だと思う。

私は夜は暗くなったらホテルにいたので、危ない目にあったことはない。一度だけアンティグア内のディスコに遊びに行って23時半頃に町を歩いたけど怖い人はたまたまかみかけなかった。欧米人はけっこう夜遊びしてるよ。

深夜のバス乗り場付近はたぶん危なそう。あるとき、スペイン語の先生が新聞記事もってきた。バス乗り場のあたりの通りは、売春婦や酔っ払いがたくさんいて、子供たちに影響を与えるっていうような内容だった。たしかによく酔っ払って死体のように転がってる人はあの付近でよく見たよ。売春婦は立ってる時間帯に歩いてないから目撃はしなかった。

 

グァテマラシティーの治安

 

シティーはやはりグァテマラの首都でいろんな人があつまるので危険な雰囲気のある地区もあった。

アンティグアの人々は、シティーに遊びにいくんだって言ったら、危ないよ~って顔をしかめてたし、スペイン語の先生は、怖くて一人では絶対行けないって言ってた。

マレロスかどうかわからないが、シティーでベンチに座ってタコスを食べてるときに怪しい女性を見た。赤いスカートはいて髪の毛のもぐちゃぐちゃで、裸足で目がすわっててこっちを見てニヤニヤわらってる女性がいた。飲食店の入り口に座り込んだりしてたけど店の人も何も文句もいわない。あれがモラレス?それともドラッグでトランスしてる?どっちかわからんけどやばそうって思って目は合わさないようにしておいた。


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左:出発前はまだ空いている

右:バスコレ

 

グァテマラバスは面白さいっぱい

アンティグアのバス乗り場から乗ると、バスが出発するぎりぎりまで、見た目も怪しい物売りが営業を始める。私が見た中で一番多かったのが、怪しい薬の営業。

薬局では売ってなさそうな薬で作用は比較的緩和そうな成分でできたものと勝手に考えてる。

早口で歌うよなリズムで営業トークが始まる。スペイン語が未熟だからほとんどわからないけど、どうやら胃に良いとか、よく眠れるとかそんな単語は聞こえてくる。

今なら安いとか、今なら1つおまけとかもよく言ってた。そしてこの営業トークにのって買いたい人は手をあげて買うようだ。時々は、見本をバス内でまわしてるときもあった。

たーまーにだが買ってる人をみかけた。信じるんやぁ。。。って驚き。

他には、子供向けの教材売りや、目が見えない人や、子供を抱えた人がお恵み下さいの、トークを始めたり、、、とにかく出発までに誰かがバスの前で何かトークしてるのである。

走ってる間にも一度ピエロが乗ってきて、お笑いトークがはじまった。乗客にはけっこう受けてるみたいで、オチの部分やつっこみらしき部分では、おばちゃんたちがいっせいに笑ってる、もっとスペイン語がわかれば私も笑ってたかも。

ついでだが、グァテマラバスは超満員のこともあり、通常二人席のサイズに3名で座るのは当たり前の状態。しかもメタボ体型のおばちゃんが多いから、窓側や真ん中に座ってもギュウギュウにつめて縮こまって座らないといけない。通路側に座ったら、自分がはみ出してるから、立ってたり、歩くおばちゃんらの胸、お腹(胸より出てるからこっちのほうが率高い)、お尻でギュウギュウに押されまくりだった。

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