今、帰ってきました〜

本日ご来場いただいた皆様ありがとうございました!

今日はお昼「ラスボス前にもう一杯」を上演して、その後明日1日限定公演の「書き人知らず」のゲネプロ(リハーサル)をしました。

 

「書き人知らず」

やはり本公演のお知らせがメインになってしまって中々言及してこれなかったんですが、いよいよ明日なのでちょっと詳しくここに書こうかなと思います✌️

元々休演日となっていた26日。ですが早々に「劇場があるのにもったいなくない?」という話になり、何かイベントを考えることになりました。けど、まじめにきまじめの後板場は公演があったし、本格的にラスボスの稽古入るまでに準備できることって限られるなって話になり、どこの駅だったか、改札前で2時間近く話あったのを覚えてます。

 

スタッフの人を極力巻き込まず(結局盛大に巻き込んで超助けていただいちゃいましたが・・・ごめがとう)3人で回せるように、あと3人揃って準備をする必要がないもの・・・というと自ずと条件が固まってきて・・・今回の形になりました。

本とか構成とかを僕がやることになったのは、話合いの中でちょっとアイデアが浮かんで僕が前のめりだったというだけで。その時まだ具体案も出していなかったのに、2人もよく乗ってくれたなぁと思います笑

 

でも、村上は「板場の本ならやってみたい」って言ってくれたし、河村さんも「やると決まったら腹括って何でもやるよ」って。初めての一人芝居も初めての落語も不安だったと思うけど、頼もしい言葉でした。

 

そんなこんなで動き出した裏企画。ラスボス稽古の前にそれぞれ準備をして、練習をしてきました。

○リーディング「もう一度おたより」板場

最初は村上の一人芝居だけ脚本を書く予定だったんですけど、色々都合がありこれも書くことになりました。

こいつの味噌は、リーディングへのアプローチ方法かなぁと思います。どうしたら楽しいリーディングになるかなぁって考えながら本を考えました。演出先行と言いますか。ただ、そうして演出先行で言葉を考えているとその言葉の体重が何だかどんどん軽くなっていって、書きながら怒られているような気持ちになりました。そこから自分の使っている言葉とか振る舞いとか、これっていつから自分のものだったんだろうとか考えて。その頭の中のぐるぐるが本になりました笑

他の人がやってるのも見てみたいなぁと思った。

○落語「手紙無筆」河村

リーディングがあるということで手紙をコンセプトにしたら作りやすいかなと思って、構成の都合で題材が決まりました笑

手紙が題材になっている落語を探すとすぐに出てきて、河村さんは特に疑いなくこれに挑んでくれました。

この手紙無筆ははっきり大きな盛り上がりが中々なくて難しそうだったけど、今日見て改めて河村さんのアプローチの幅が楽しめる良い作品だなぁと思いました。4月の段階でほぼ仕上がってた河村さん。ますます磨きがかかっていてシンプルかっちょいいです。

そして、この噺は全体の構成に関わる重要なお話になりました。

○一人芝居「だいひと」村上

むらっちの本は真っ向勝負でした。この企画が動き出した時除ける負担は極力除こうって話になったんですが、しっかりと言葉で勝負する作品になりました。バチバチに挑むむらっちがっ見たかったのかも。むらっちが演出を練ってくれて自分の言葉にしてくれて。今日はオペブースから見入ってしまってオペミスりました。カメラ入ってたのにごめん笑

自分がちっぽけなのか、あの人がすごいのか、そんな尺度ばっかり気にしてると疲れるのはわかってるけど、その定規って中々置けなくて。それ置けない時に遠慮すればいいのか、振り回せばいいのか、そんな時って何やっても間違いな気がしちゃう。優しい村上にピッタリの本になりました。

 

そんなこんなの3作です。

オペも出演も裏方も、猿博打でお届けします!

ラスボスとはちょっと違う雰囲気の一人一人の猿博打。明日1日だけです。見てほしいなぁ。