老化を遅らせ、寿命を延ばす遺伝子が見つかりました。「サーチュイン遺伝子」という
その遺伝子は、特別な人でなくても、誰もが持っており、うまく働かすことができれば、
平均寿命は100歳を超えるといわれています。

サーチュイン遺伝子は、アメリカ・マサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテ博士が
2000年に酵母から発見しましたが、その後、サーチュイン遺伝子は、地球上のほとんどの
生物が飢餓対策として獲得した、寿命を延ばす生物共通の働きであることが分かりました。
【ベストセラー】レオナルド・ガレンテ―「長寿遺伝子」を解き明かす (NHK未来への提言)

「ミトコンドリアが出す活性酸素」「免疫細胞の暴走」など、老化をもたらす具体的な要因が
最新の研究で分かり、サーチュイン遺伝子のスイッチがオンになると、体の中で指揮者の
ように働いて、100近くの老化要因を抑える結果、肌・血管・筋肉・骨・脳など様々な器官が
若く保たれ、寿命が延びると考えられています。

サーチュイン遺伝子は万人が持っているものの、普段は眠っていて働きませんが、アメリカ・
ウィスコンシン大学が20年間にわたり行ったアカゲザルの実験で、エサを30%減らして
カロリー制限することが活性酸素の発生を抑え、サーチュイン遺伝子を働かせることが分かり、
それにより寿命が20~30%延びることが確認され、人間でも、全米に会員約5000人がいる
アメリカ・カロリー制限協会の実験で、カロリー制限により、血管が実年齢よりも若くなることが
実証されています。

また、赤ぶどうの皮などに微量含まれるレスベラトロールを摂ることで、食事のカロリー制限や
運動をしなくても、サーチュイン遺伝子の働きが高まることが動物実験で判明、カロリー制限で
好きな食べ物を我慢する必要がなくなることから、アンチエイジングの先進国・アメリカでは、
レスベラトロールのサプリメント錠剤が一般家庭で普及しています。

●サーチュイン遺伝子のスイッチをオンにする2つの方法
(1)食事のカロリー制限をすること。※継続する必要あり。
(2)レスベラトロールを摂取すること。※食事のカロリー制限や運動の必要なし。
http://www.youtube.com/watch?v=-9HbdhI_ffQ

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