昔の作品、今の作品、永田紗戀らしさ。
・・・今日書き上げた作品は、いいです。
苦しんだ分、自分が変わってきているのを感じます。
私はとっても人に恵まれている・・・
いや恵まれすぎているのですが
私の作品をずっと見てくれているお仕事の人がいます。
その人に久々に先日
出した作品に「サレンちゃんらしくない」と言われました。
私はその作品に、わりと自信をもっていたのですが
そう言われて、アトリエに戻って
久々に昔の作品を振り返ってみました。
涙がポロポロとまりませんでした。
どんどん、歳を重ねて
どんどん、書道家として年数を重ねて
どんどん、新しいものを生み出さなきゃとプレッシャーばかり重なって
もちろん、私にしか書けないものを書くと
決めてやってきました
プロとして、ナガタサレンとして、ありたいと
想い過ぎて
想い過ぎて
原点を忘れていたことに気付けました・・・
自分の作品は大好きで、大嫌いです。
いつまで経っても、自信がもてないし
でも・・・
周囲の人が教えてくれます
昔の作品には
私の素直さが溢れていました
きっと何も考えていなかった
きっと一生懸命すぎて
自分の言葉、心の中さらけ出して
恥ずかしいくらい・・・
書も、すごい勢い、何も考えてない
きっとでも、当時は一生懸命考えてた
今みると、イヤ、恥ずかしいと想う
でも、、、確かに「ながたされん」だった。
なんかよくわからないけれど
そこにはもうひとつの私の人格みたいな「ながたされん」がいました。
結構、悩んでいました、数日。
合間に、「マジックアワー」ももう一回観たし
結構、お酒も飲んだし、友達の前で情けない声出しました。
でも、今日。
フッと、筆がスラスラと動きました。
自分の言葉と頭が一致するように、筆が勝手に動くんです。
そこには、私らしさがあるような気がします・・・
何より、自分が書いているような気がしなかった。
自然に筆が動いたというか、これが私の『今』だという感じがします。
『今』を書かなきゃいけないと想います。
未来や過去じゃなくて、今を。
今は今しかないから、今は今しか感じられないから。
人と比べないで
自分の今を信じて、一生懸命悩む、とことん落ち込む。
とことん落ち込んだ先に、みえた光がカタチになるんですね。
きっと明日、私はまた別の件で悩みだすかもしれません。
だとしたら今日、たとえ今日だけでも、納得している作品を書けた「今」は
全身で喜ばないと、自分がかわいそうですね。
その人が
昔私が言っていたという言葉を教えてくれました。
「万人にウケるモノを書きたくないんでしょ？」
昔の私らしい言葉です。
忘れてました、ごめんなさい。
これからも私の周囲の皆さま、こんな私ですが
ご指導宜しくお願いします。
そして長々と、妙なことを書いてしまいましたが
読んでくれたあなたに御礼を。
Ｓａｒｅｎ
