おはよ!

先にね、ちゃんと生きている

けれど

知らないなら兎も角

知識があるのに

こんな実験をするものではない!

 

沙羅は

忘れてしまっていたので

ついうっかりなんですが、

命に関わる問題に成りかねない

 

命だけなら

死んで仕舞えば終わりで良いのですが

生きていた時によね

何事も無く今まで通りかどうか

一晩では分からない

 

取り敢えず

今、目が覚めたと言うだけ

身体は熱い

熱というものでは無く

夏の朝の暑さの様な

窓を閉め切った梅雨空の

初夏の朝の目覚め

 

でね

皮膚に良い

と言う薬効があったとして

口に入れたので

口内に問題があるか無いか

味覚的には不味かった

少し、違和感

喉越しもね

 

母が言う様に

臭い、、異常なし

口に含む、、飲み込んではいけない

沙羅は、コレも忘れた

母曰く

口に含んで最初は吐き出す

違和感を感じたら

直ぐ、口を濯ぐ

数分どうもなければヨシ!

 

其れでも、次に口に含むのは

数時間様子を見る

 

 

山猿の母と

一度だけ山菜摘みに同行した時に

「似ていても

区別がつかないものが多くある、

食べられるかどうかは、命懸け

細心の用心、と知識、そして経験」

「自分で試さんと」

と、山に生えた大きな三つ葉を

千切って、沙羅に手渡した

 

沙羅が付け加えるなら

ヤッパリ、都会ではチャンスが少ないけれど

回数を試す事にも向けておかないと

用心の心など生まれないと思った

 

でも、

きっと無事です!

 

沙羅は占い師さん曰く

88才まで生きるらしいから

今の内に

少々ヤンチャをしても

寿命の神様が背負って下さっている!

 

貴方は、御用心を!

 

沙羅より