振り返り投稿

時折、以前の記事を見ているにですが

この頃

大変な時期だったんだと

今更ながら

 

病院から

もう、余命何日と言われ

ホスピスの空きを待つという名目で

自宅療養

唯、単に死を迎える為の生

 

病人さんの

気の乱れが少なく

看病をしている沙羅の

心が左程乱れて居ないと思われる事が

よく分かります

 

今考えてみると

沙羅も頑張ったんだなぁって

 

辛いよね

でも、辛いと言うお顔を出来ない

で?

平気な顔、普通のお顔

沙羅は我儘

 

それも、普通に

でも、基本出来ないよ

行かない

要らない

と、大人の対応

 

そんな事、出来るわけない!とは、言わない

やんわり、ね

 

1番の思い出はね

病人さんが入院中に

沙羅が病人さんのベッドの片側に潜り込んで

本を読んでいた時に

お医者様が

カーテンを開けて

はいってこられ

そのままでって

診察を後回しにして

出ていかれた事

 

これね

本当はとても重要な

看病の方法だったらしい

それは、後で先生にお聞きした事です

 

死を薄々、感じていらっしゃる方にとって

人肌の温もり

人の温もりでは無いのよ

人肌

手を握って上げたり

背中を指すってあげたり

 

人の顔は嘘をついても

人の目

人の肌は嘘をつかない

足先がちょっと触れる

病人さんは足をずらして下さいましたが

 

それは

沙羅が狭くて

身動きがしにくいのでは無いかと言う

思い遣り

そんな時には

沙羅は大の字になって

足を伸ばします

 

病人さんに

気を遣わせないよう

ご自分の方が気を遣ってやっていると

得意げに言う

 

先生は

そんなお時間が

とても大事なんだと

おっしゃって下さいました

 

貴方が看病をしてあげなければならなくなった時

この言葉をチョット

思い出してみて下さい

 

病人さんが逝ったあと

病人さんの

チョットした気遣いが

とても大事な思い出に

なって居ます

 

下の世話や

絶え間なく続く呼びつけなど

記憶から薄れていくものです

病人さんにとって

どれだけ、心を添わせ

思いを汲み取れるか

 

沙羅は

死んでいく病人さんの

行きている最後のこの時期を

天国と思って逝って欲しかった

 

死んで、どこに行くのかと

迷う事なく

生きた今が天国であれば

死んだ行く先も

有るのだと、思って欲しかった

 

沙羅がそう思っているから

来月18日

 

如何に苦痛を少なく

命の火を消す事ができるのか

頑張れとは言わず

生きている事で

ガン細胞と戦うために

ものすごく頑張っている

 

切ることも焼くことも

 

出来ない状態

そこから足掻くのを

良しとしなかった

 

見習おう!

 

沙羅より