今日は余り御金を持っていないので見るだけ、コミックの新刊はまだ出ていない、と言っても新刊が出ても、古本屋さんに並ぶまで我慢するが、コミックだと新刊の発売から一週間程で出回るので、やはり待つ。

ゆきから携帯に電話がかかって来た、京橋まで出かけないか?と言う一時間位なら、付き合えると言うと、今から連れと集まってから出掛けると言う、そんなに待っていられない。

今夜約束が有ると言うと、「じゃ、また」ときれた。

辛いな、でも来るのを待っていたら帰るのが遅くなってしまう、

軽く電話を切られたのはショックだった沙羅は、改めて本やを後にして切符を買い改札口に回った

沙羅は、友達と遊ぶ為に叔父に逢う約束を改める気にはならなかった。


父も母も叔父も今回は桐村さんも、沙羅の為にわざわざ時間を割いてくれるのにメインの沙羅が遅れるのは悪いと思う。

少しくらい遅れたとしても、多分母が小言を言う位で誰も文句は言わないのかもしれないが沙羅はまたす気はなかった。

中学の1,2年なら、親に内緒とかすることも無く友達と遊べたが、何時の間にやらこんな事をすると親は、余りいい顔をしないだろうと思う事があって、誘いあって遊ぶのに気を使うようになっていた。沙羅は電車の中でも考え込んでいた。

1時頃家に着いたので食事を終え食器洗い機をセットする

諒助叔父さんだけだと止まって行くこともあるが

桐村さんも一緒だと止まる事は無いので早めに帰るだろう

お風呂を洗って、水を張る。