沙羅が一人で大阪に帰るつもりで僕に何も言わず車から離れて行ったのかと思って心配した、とぼそっと言われた、

そんなこと絶対にしない。

出来ない、それにそんなに恩知らずではない。と沙羅も少し腹が立ってきた、

がそれに気づいて戻ってきたと言われ、うれしかった。それからしばらくして少し買い物をして家に帰った、

車を止め荷物を下ろし沙羅に手を伸ばして抱き上げ家の玄関でそのまま抱きあげソファーに下ろすと思い詰めたような顔をして両手で沙羅の顔を挟むといきなり口づけをされる、激しい口づけまるで罰しているような、有無を言わさない、私のファーストキス、両手で、顔を挟み、唇をなぞる何も言わず出て行った。