沙羅が目を覚ましたのは大分遅い時間になってからで、目が覚めるとおなかも空いている。

ぐっすり眠ったようで、家に帰ってきたときの疲れがうそのように取れている、

何か食事をしようと下に降りていくと、ローブを羽織りタオルで髪を拭きながら徹さんがお風呂から出てきた。

「やっと目が覚めたか、お腹が空いただろう」

目覚めるのを待っていたらしい、先に食事にする?風呂もすぐ入れるし、食事は待っているが、沙羅が良ければどちらが先でも構わない、という、

沙羅はお腹が空いていたが、今日買ってきたスエットに着替えたかったので先にお風呂に入ることにした。

着替えを取りに上がろうとすると、

「抱いていってもいいかな」と腕を伸ばしてくる。

湯上りの匂いとローブの胸元が肌蹴て素肌が覗いている

いつも何げなく抱かれているのに緊張してしまってからだが硬くなった。階段を上るのはそんなに怖くはないので一人で大丈夫だが、何故だろう、桐村さんは、本当にさりげなく、手を貸してくれる、

普通沙羅位の年の女の子があまり知らない男の人にすんなり抱きあげられたり、マッサージをしてもらったり、他の人がいない家に2人きりで何日も過ごすことはないと思う、

沙羅も諒助叔父に本当はどう説明すればいいかわからないのだが、全く警戒心の湧かない状態になっている